人生を味わう 古典落語の名文句
発売日
2017年06月30日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76717-8

人生を味わう 古典落語の名文句

著者 立川談慶著 《落語家》
主な著作 「めんどうくさい人」の接し方、かわし方』(PHP研究所)
税込価格 748円(本体価格680円)
内容 古典落語の名台詞を軸に、噺のあらすじや時代背景、人生に活かす教訓までを解説。現代に置き換えた捉え方や新しい解釈は必読。



 「よそう、また夢になるといけねぇ」(芝浜)、「目が見えねぇってのは不思議なもんだ。寝ているうちだけよく見える」(心眼)、「親方、おまえこの子に小言なんていうとバチが当たるよ」(文七元言)……。古典落語には、誰でも一度は耳にしたことがある、オチになる言葉や名シーンがある。これらの言葉の奥にはどんな思いが秘められているのだろうか。

 落語の解釈は本来、聴き手にゆだねられるものだ。しかし、演者自身はどういう思いで語っているのか。これまでの落語本は、芸談やあらすじに関するものがほとんどだが、本書では、オチの言葉や名シーンで発せられる台詞を軸に、知っておきたいポイントを解説する。

 落語初心者やより楽しみたい人にとっては、「本当はどこが重要なのか」知っておきたいものだ。本書は、そんな見方があったのかと新しい発見があるはずだ。いままで知っている落語からさらに深く味わえることだろう。

 文庫書き下ろし。