Voice
発売日
2015年5月9日
税込価格
700円
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Voice 2015年6月号

今月号の読みどころ

 日中首脳会談、日米首脳会談と、安倍外交は順風満帆だ。米上下両院合同会議での安倍総理の演説は、米議員から高い評価を受けた。しかし、当然のように韓国だけが「侵略戦争の謝罪、慰安婦への言及がなかった」とご立腹。日米関係について話し合う場なので、慰安婦問題で謝罪したら米議員もびっくりするだろう。韓国は隣国のリーダーにばかり注目しないで、自らの足下を心配したほうがよい。経済指標や企業業績が悪化の一途を辿っているからだ。
 今月号の総力特集は「どん底の韓国経済」。三橋貴明氏は韓国を「グローバリズムの優等生」と呼び、「自国の国民ではなく、グローバル企業を優先した」ため、国民経済を喪失してしまったと説く。呉善花氏は、長期的な視点から苦言を呈す。急激に進む少子高齢化、社会保障制度の未整備、消えゆく敬老精神など、経済の低迷が老人の生活を直撃するという。また、日韓の通貨スワップ協力が打ち切られたことで、韓国は人民元経済圏に呑み込まれたと読むのは田村秀男氏。いずれにせよ、日本は隣国を静観するしかないのだが。
 第二特集は「AIIBと中国の野望」。メディアを騒がせた中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)の創設は、日米が参加判断を見送るなか、57カ国が参加を表明して世界を驚かせた。津上俊哉氏と真山仁氏は、慣らし運転中の2年間は様子を見て、それから判断してもよいと冷静に対処するよう提言する。一方で、中国は南シナ海で人工島を造り、滑走路の建設に着手している。山田吉彦氏は中国の海洋侵出の脅威に対応する必要性を強調した。
 巻頭では、新刊『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』の著者ケント・ギルバート氏にインタビューした。戦後占領期にGHQが検閲などを通じて日本人に施した「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」と韓国の歴史認識について正した。また、今月号では竹田恒泰氏が同じ観点で「アメリカの戦争責任」の新連載をスタート。原子爆弾投下の犯罪性について論じた。終戦70年は「政治」ではなく、「歴史」として冷静に客観的に分析するべき、との意見に読者も納得するのではないだろうか。
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今月号の目次

巻頭インタビュー
朴槿惠大統領は父親を糾弾すべし
ケント・ギルバート/[聞き手]丸谷元人
18p
総力特集:どん底の韓国経済
先進国になり損ねた国
三橋貴明
34p
絶望の国の不幸な老人たち
呉 善花
42p
内需はすでに死んでいる
シンシアリー
50p
人民元経済圏に恩恵なし
田村秀男
58p
メンツだけで五輪はできない
長谷川慶太郎
66p
特集:AIIBと中国の野望
二年間は慣らし運転
津上俊哉/真山 仁
74p
習近平の大誤算
日高義樹
86p
中国「海洋侵出」の脅威に備えよ
山田吉彦
94p
日本はシーレーンを守れるか
小谷哲男
104p
   
トンチンカンな左派マスコミ
高橋洋一
122p
アラブ合同軍は絵に描いた餅
笈川博一
130p
韓国の「反日歴史観」の影響力
古谷経衡
159p
自壊する空港テロ対策
樋口恒晴
184p
ルポ 日本の分煙は世界一
清水 泰
193p
新連載
アメリカの戦争責任
原子爆弾投下の犯罪性
竹田恒泰
110p
日本に「近代」を学んだ中国人
中国近代化物語
石 平
138p
天あり、命あり。
百年先が見えた経営者
江上 剛
201p
好評連載
反日歴史認識の「教典」
マニラを無差別爆撃した米軍
水間政憲
150p
超韓流猫コリにゃん
〈第二話〉韓国猫の一生
室谷克実[原案]/諸星惣一郎[漫画]
167p
ニッポン新潮流〈国内政治〉
地方選の無投票を減らすには
菅原 琢
28p
ニッポン新潮流〈経済政策〉
選択と集中で魅力ある地方都市に
飯田泰之
30p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
移民に来てもらえるのもいまのうち
山形浩生
32p
健康は生成する〈第3回〉
レジリエンスと好奇心
斎藤 環
209p
周五郎は残った〈第3回〉
さぶ
福田和也
218p
覚醒するクラシック〈第24回〉
水上の音楽
百田尚樹
229p
巻頭言〈第6回〉
コントロール幻想
養老孟司
15p
私日記〈第186回〉
世界一丈夫な花壜
曽野綾子
234p
平成始末〈第66回〉
1才までの母子一体の関係
山折哲雄
246p
真相スクープ
反日歴史認識の「教典」
構成/水間政憲
6p
凜たる女性〈54〉
黒田 幸
撮影/遠藤 宏
9p
Keyフレーズ
時代を斬る!論点

1p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。