Voice
発売日
2015年7月10日
税込価格
700円
(本体価格648円)
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在庫あり
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Voice 2015年8月号

今月号の読みどころ

 集団的自衛権の行使は違憲だと多くの憲法学者は考えているようだ。しかし、中国は年々軍備を増強し日本を含め周辺諸国の脅威になっているが、そのことへの対処法は教えてくれない。憲法を護って国亡んでは本末転倒ではないか。国会で審議中の安保関連法案で、野党は「戦争法案だ」「徴兵制への道」などと頓珍漢なことをいっているが、北朝鮮のミサイルや中国の潜水艦には警戒しなくていいのだろうか。法案は戦争・紛争の抑止であり、平和維持には不可欠なはず。戦後70年も経ち、平和を空気のように考えているとしたら愚の骨頂だ。
 今月号の総力特集は「戦後70年、日本の十字路」。戦後を回顧した『歴史の十字路に立って』を書き下ろした作家の石原慎太郎氏は、「『平和の代償』を意識することもなく半世紀余りを過ごせたのは人間の歴史のなかでも稀有なことではある。しかし、『平和の毒』というものがあります」と警鐘を鳴らす。自らの頭と足で起つ国を粘り強くめざしてほしいと説く。日下公人氏は戦前も戦後も日本人の心は変わっていないとし、「伏流水としての日本」のエッセンスが二千年の長きにわたって流れているのだという。ほかに、「特攻隊員になった朝鮮人」「GHQと日本共産党の闇」など、戦後を考えるうえで忘れてはならないエピソードを紹介した。
 第二特集は覇権主義のもとで膨張する中華帝国の脅威を論じた。東シナ海、南シナ海に侵出し、海洋支配に乗り出す中国とどう対峙するのか。また、ロボットやサイバー攻撃など新しい時代の戦いにどう備えるかを考えた。
 巻頭では、在沖縄米軍海兵隊を今年3月に解雇されたロバート・D・エルドリッヂ氏に直撃インタビューした。「トモダチ作戦」の発案者でもある救国の恩人にいったい何があったのか。沖縄でいま何が起こっているのか。反基地運動の実態を詳らかにする。また、話題の片岡愛之助氏が歌舞伎役者としての「プロの仕事論」を語り下ろした。ぜひ、ご一読いただきたい。
公式サイト

今月号の目次

巻頭インタビュー
沖縄が分離してもいいのか
ロバート・D・エルドリッヂ
22p
総力特集:戦後70年、日本の十字路
私は諦めない。「平和の毒」を払拭しろ
石原慎太郎/聞き手:上島嘉郎
40p
「伏流水」で浮上する日本
日下公人
50p
特攻隊員になった朝鮮人
早坂 隆
60p
GHQと日本共産党の闇
岡部 伸
68p
日本が降伏しないことを望んだトルーマン
竹田恒泰
78p
特集:膨張する中華帝国
「日米+ASEAN」で南シナ海を守れ
佐藤正久
90p
ロボット、サイバー攻撃に備えよ
福山 隆
100p
左傾化する国家の正念場
富坂 聰
108p
SPECIAL
日本を襲う韓国MERSの恐怖
岡田晴恵
117p
財政赤字ゼロでも散々なドイツ
川口マーン惠美
135p
保守本流の大戦略を問う
齋藤 進
144p
大丈夫か、東京オリンピック

162p
「いま話題の著者」との60分
「最高の病院」とは何か
小林修三
188p
生みの苦しみを味わう
片岡愛之助/構成:五十川晶子
154p
COLUMN
ニッポン新潮流〈国内政治〉
憲法の行方を決める政党の戦略
菅原 琢
34p
ニッポン新潮流〈経済政策〉
なぜ地方創生の命題を批判するのか
飯田泰之
36p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
経済政策に「真意」はいらない
山形浩生
38p
好評連載
超韓流猫コリにゃん〈第4話〉
対日ファンタジー史観
室谷克実[原案]/諸星惣一郎[漫画]
171p
日本に「近代」を学んだ中国人〈第3回〉
中華思想の解体屋
石 平
192p
天あり、命あり。〈第3回〉
贖罪
江上 剛
202p
健康は生成する〈第5回〉
変われば変わるほど変わらない
斎藤 環
212p
周五郎は残った〈第5回〉
柳橋物語
福田和也
222p
覚醒するクラシック〈第26回〉
惑星
百田尚樹
233p
巻頭言〈第8回〉
あれこれいう
養老孟司
19p
私日記〈第188回〉
神様の書くドラマ
曽野綾子
238p
平成始末〈第68回〉
犯罪者も表現者か
山折哲雄
250p
反日歴史認識の「教典」
原爆投下是非論の虚構
水間政憲
126p
凛たる女性〈56〉
藤 明里
撮影/遠藤 宏
13p
REGULAR
Keyフレーズ/時代を斬る!論点

1p
Voiceブックス/編集者の読書日記

246p
Voiceシネマ/編集者の映画三昧

247p
Voiceレター/読者の感想&意見

248p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。