Voice
発売日
2015年1月10日
税込価格
700円
(本体価格648円)
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在庫あり
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Voice 2015年2月号

今月号の読みどころ

 2015年は戦後70年の節目の年。6月23日は沖縄戦終結から70年、8月6日は広島原爆投下、9日は長崎原爆投下、15日は70回目の終戦の日である。今年は本誌でもさまざまなかたちで先の大戦と戦後を考えてみたい。
 その第一弾が、2月号総力特集「戦後70年 日本の言い分」。産経新聞の古森義久氏とジャーナリストのマイケル・ヨン氏は、慰安婦問題の裏には日米韓の関係を切り裂こうとする中国の姿が浮かび上がると喝破する。アメリカ議会では「慰安婦問題の犯罪性や性的奴隷化の証拠はどこにもない」という調査結果がすでに提出されていることを明かす。2015年は第二次世界大戦終結70周年にあたり、中国は「中国とアメリカ、ソ連と欧州各国は共にナチス・ドイツと日本に対抗した同盟国だった」ことを強調し、日本に対してネガティブ・キャンペーンを仕掛けてくるという。また、山本七平賞を受賞した石平氏は、「中国は7月7日の『盧溝橋事件記念日』、8月15日の日本敗戦の日、そして9月3日という中国が決めた『抗日戦争勝利の日』を最大限利用して、全国規模の反日キャンペーンを盛り上げていく」と予測する。日本の外交が試される1年になりそうだ。さらに、今年は天皇、皇后両陛下が、パラオ共和国を訪問される予定だ。慰霊、鎮魂の意味を込めて、井上和彦氏が日米両軍が死闘を繰り広げたペリリュー島を自身の経験を踏まえ紹介する。決して忘れてはならない戦争の軌跡である。
 第二特集は、経済、財政、安全保障、政局というテーマから「新安倍政権に問う」ことで、日本の抱える問題を浮き彫りにした。「景気回復、この道でOK?」と題した有識者・エコノミスト4名によるバトル座談会は、消費増税の延期、アベノミクスの出口戦略など、日本経済の根本問題を忌憚なく論じていて、思わず唸ってしまう。
 巻頭の対談では、1月24日公開予定の台湾映画『KANO』について、プロデューサーの魏徳聖氏と李登輝元台湾総統が語り合った。「かのう」とは、大日本帝国統治時代の台湾に実在した嘉義農林学校の略称「嘉農」を日本語読みした当時の呼び名である。日台の絆を、この対談から感じてほしい。日本人が忘れてしまった歴史が甦り、涙なしには読めない。
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今月号の目次

巻頭対談
KANO精神は台湾の誇り
李 登輝/魏 徳聖
18p
総力特集:戦後70年 日本の言い分
慰安婦問題はフィクションだ
古森義久/マイケル・ヨン
38p
昭和天皇「国体護持」の確信
岡部 伸
48p
鎮魂のペリリュー島
井上和彦
60p
領土問題「動かぬ証拠」
水間政憲
72p
日中離反の歴史学 <山本七平賞受賞・記念論考>
石 平
80p
自衛隊の武力は民を生かす
田母神俊雄/拳骨拓史
88p
特集:新安倍政権に問う
景気回復、この道でOK?
高橋洋一/片岡剛士/小黒一正/萱野稔人
98p
切れ目のない安保法制を急げ
潮 匡人
110p
憲法改正狙いで衆参ダブル選挙か
篠原文也
120p
中国の未来は日本次第
長谷川慶太郎/渡邉哲也
126p



「足跡」が残らない経営
遠藤 功
136p
ヒラリーの新たなスキャンダル
渡辺惣樹
145p
香港で始まる恐怖政治
小川善照
166p
東京五輪ビジネスホテル最前線
桐山秀樹
184p
なでしこ旋風再現なるか
佐々木則夫
156p
好評連載
説教ストロガノフ〈第7回〉
 次世代の党は共産党を見習え
上念 司/倉山 満
194p
ニッポン新潮流〈国内政治〉
 深刻な野党の準備不足
菅原 琢
32p
ニッポン新潮流〈経済政策〉
 待たれるアベノミクス第二幕の目玉
飯田泰之
34p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
 子育ての改善は高齢者対策になる
山形浩生
36p
テロリスト・安重根〈第12回〉
 処刑
早坂 隆
203p
武士の碑〈第17回〉
 解軍
伊東 潤
215p
覚醒するクラシック〈第20回〉
 弦楽四重奏曲
百田尚樹
229p
巻頭言〈第2回〉
 田舎暮らし
養老孟司
15p
私日記〈第182回〉
 すさまじい雨期
曽野綾子
234p
平成始末〈第62回〉
 一茶のこころ
山折哲雄
246p
真相スクープ
 領土問題「動かぬ証拠」
構成/水間政憲
6p
凛たる女性〈50〉
 阿部展子
撮影/遠藤 宏
9p
Keyフレーズ
 時代を斬る!論点

1p
Voiceブックス
 編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
 編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
 読者の感想&意見

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。