歴史街道
発売日
2016年4月6日
税込価格
680円
(本体価格630円)
在 庫
在庫あり
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歴史街道 2016年5月号

今月号の読みどころ

「私の職務は台湾を治めることであり、討伐ではない」。明治31年(1898)、第四代台湾総督として児玉源太郎が赴任した時から、台湾は劇的に変わります。伝染病が蔓延する未開の地で、児玉は後藤新平を右腕に人々のための統治を行ない、さらに新渡戸稲造ら優れた人材が集結して、衛生状態の改善、交通インフラの整備、産業振興、教育など近代化を進めました。「日本と分け隔てなく、ともに近代化を目指そう」…それが明治の男たちの志であり、さらに八田與一らに継承されていきます。台湾の人々はこのことを忘れず、東日本大震災の際には世界一の支援をしてくれました。今や日本にとって大切な友である台湾、その絆の原点となった明治人の志を探ります。

第二特集は「森可成と鬼武蔵」です。
公式サイト

今月号の目次

台湾に育つ「義」

黒鉄ヒロシ
3p
この人に会いたい
vol.112
清水くるみ
7p
総力特集 児玉源太郎と台湾 「明治人の志」が結んだ固い絆
総論
ともに近代化を目指そう…「明治人の志」が台湾に奇跡を呼んだ
山内昌之
14p
ビジュアル1
若者世代も涙する! 台湾で大人気の「懐日」映画

20p
ビジュアル2
人々の生活のために…近代化に挑んだ六人の男たち

22p
ビジュアル3
庁舎、大学、百貨店…今も現役の「日式」の建物

24p
合理主義と廉潔な人間性…「国づくりの達人」が台湾の近代を切り開いた
中西輝政
26p
元々暮らしていた民族は? 日本以前の統治国は? Q&Aでわかる台湾史
河合 敦
32p
年表・台湾の歩みと日本の統治

37p
私の職務は討伐ではない…その人柄を土匪も徳望家も信頼した ◆児玉源太郎
江宮隆之
38p
阿片退治と東京を凌ぐ下水道…苦労人の民政局長、辣腕を振るう ◆後藤新平
植松三十里
44p
コラム2
「生物学の原則」を掲げた苦労人の民政長官

49p
台湾で慕われる日本人 後藤を支えた「台湾鉄道の父」――長谷川謹介
片倉佳史
50p
あなたの熱意に打たれた…『武士道』を胸に、製糖業に尽力して ◆新渡戸稲造
松田十刻
52p
コラム3
難題に挑み、発展を支えたある実業家

57p
台湾で慕われる日本人 「六士先生」の会話帳――平井数馬
片倉佳史
58p
十年に及ぶ苦難の末、広大な嘉義平野に待望の水が行き渡った ◆八田與一
四條たか子
60p
コラム4
台湾電力の父とコーヒーの父

65p
「日本が明日も元気でいますように」台湾は助け合い、励まし合えるよき友

66p
台湾の特性をよく調べ、育て上げてくれた日本に感謝しています
劉得寛
70p
森可成と鬼武蔵 最前線で戦い続けた父子の誇り
稲生、浮野、桶狭間、姉川…信長軍に「攻めの三左」あり
橋場日月
78p
今こそ殿に報いる時! 宇佐山城を守り、十倍の敵に挑む
工藤章興
82p
父の武辺を受け継いだ「鬼武蔵」、敵の罠を逆手にとる
高橋直樹
86p
大河ドラマ「真田丸」特別インタビュー 


わが「友」家康を支え、悪評を引き受ける…正信の思いを伝えたい
近藤正臣
74p
連載・ほか
ドゥーリトル日本空襲の内幕
第2回 大統領の日本爆撃計画
吉田一彦
92p
我、六道を懼れず 真田昌幸 連戦記 立国篇
最終回
海道龍一朗
98p
「歴史街道」伝言板

110p
BOOKS・CINEMA

112p
この著者に注目!
岩瀬昇

114p
海外と繋がった佐賀藩士の志を継いで…「江副学園」の名に込めた思い
江副隆秀
116p
『日本植物目録』の改訂を弟子に託す… 新発見のシーボルト自筆書簡
町田明広
122p
甘酸っぱくて後味のキレがいい! 日本酒ブームの原点は江戸にあり
増田晶文
126p
歴史街道脇本陣

131p
歴史街道・ロマンへの扉
キトラ古墳
林 宏樹
134p
隅田川、上野で「花も団子も」…桜の名所で老舗の団子を味わう

136p
安芸折々
第4回 鞆の浦 仙酔島
写真・文 松尾 純
141p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。