Voice
発売日
2008年11月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2008年12月号

今月号の読みどころ

アメリカ経済は今後、危機的になるとの見方が根強くある。これに対し、エコノミストの上野泰也氏は“消費のベースは上向きで、金融問題についても後発のメリットがある”と分析し、安易な崩壊論に警鐘を鳴らす。一方で日本企業については、「一世紀に一度の、海外進出のチャンス」と松本大氏と伊藤元重氏は語り、「株価下落状況にあっても、製造業の価値や将来性は揺るがない」と、投資家の澤上篤人氏は説く。“常識的な悲観論”に真っ向から対峙するポジティブな論考が満載。
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今月号の目次

TOKYOファッション〈12〉
蜷川実花
川島蓉子
11p
未来をつくる技術〈24〉
A-train[日立製作所]
文:志村幸雄
17p
進化する教育現場〈12〉
河合塾
前田康宏〈対談〉和田秀樹
19p
日本の事件簿〈12〉
舐められるんじゃあない
高山正之
24p
巻頭の言葉
経済対策「三つのシナリオ」
竹中平蔵
27p
時代を拓く力
出前実験で理系離れを防ぐ
丸幸弘/取材・構成:最相葉月
30p
緊急企画〈楽観vs悲観〉どうなる世界経済
アメリカ経済
上野泰也/斎藤精一郎
40p
金融資本主義
藤巻健史/原丈人
50p
中国の成長力
胡鞍鋼/山本一郎
58p
特集・金融危機を突破する法
海外進出・絶好のチャンス
松本大〈対談〉伊藤元重
66p
アメリカ国債を処分せよ
三國陽夫
82p
中小企業を救う妙手
若田部昌澄/北康利/古川元久
96p
円高繁栄論
ピーター・タスカ
104p
日欧経済統合に勝機あり
リシャール・コラス
90p
日本企業の将来性は買いだ
澤上篤人
76p
特集Ⅱ・東アジアの危険な火種
米ロ“資源熱戦”の危機
青山繁晴
112p
韓国経済は崩壊寸前だ
三橋貴明
128p
金正日の余命
李英和
120p



官僚主導経済からの脱出
原田泰
142p
裁判員制度で自壊するマスコミ
井上薫
176p
「60歳からの起業」の極意
住谷栄之資
152p
話題のテーマに賛否両論!
コーチング
菅野覚明/本間正人
202p
井戸知事、暢気すぎませんか
江口克彦
210p
道州制で霞が関を潰す
高橋洋一〈対談〉長谷川幸洋
160p
PHPからの主張
対外イメージを壊す政治家たち
金子将史
140p
ニッポン新潮流〈スポーツ〉
石井慧の“弱気のムシ”
二宮清純
136p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
クルーグマンの景気回復策
山形浩生
138p
○ブックストリート



この著者に会いたい
『誰も国境を知らない』
西牟田靖/聞き手:仲俣暁生
182p
ワンポイント書評

200p
企業家の一冊
ラリー・ボシディ、ラム・チャラン、チャールズ・バーク著『経営は「実行」』
松井忠三
198p
ベストセラーと現代
飯嶋和一著『出星前夜』
川井龍介
196p



思い出の人、思い出の時〈最終回〉
一君万民の本質
ともひとしんのう/聞き手:工藤美代子
224p
大宰相・原敬〈第24回〉
京橋区の家
福田和也
240p
ボイス往来
  
254p
平成20年(2008年)目次一覧

249p
私日記〈第108回〉
カバンは夜明けに着いた
曽野綾子
232p
巻末御免(288)
萬人詠歌観
谷沢永一
258p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。