Voice
発売日
2010年1月9日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2010年2月号

今月号の読みどころ

鳩山政権への不信感が高まっている。京都大学の中西輝政氏は“異例の天皇会見、600人訪中団、膠着する普天間問題”から、「民主党政権は日米同盟を棄て日中同盟に舵を切った」と喝破。ジャーナリスト・長谷川幸洋氏は、「予算編成・税制改正の迷走は、財務省に振り回されている結果」と、政策決定の内情をルポする。一方、現役大臣の前原誠司氏はJAL、八ッ場ダム問題の真相を、「政治主導を貫く戦い」として熱く語っているが、代議士の渡辺喜美氏と中川秀直氏は「逆改革」の酷さを糾弾、“民主・自民両党の「新旧分離」で改革勢力を結集”するプランを提示する。2010年の日本政治は風雲急を告げそうである。
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今月号の目次

クールジャパン次代の旗手〈2〉
柴田文江
川島蓉子
11p
和の美を愉しむ〈14〉
「霜猿」橋本関雪
文:田中大
17p
日本の事件簿〈26〉
痛みを知らない者たち
高山正之
19p
巻頭の言葉
失われたGDPを取り戻す秘策
若田部昌澄
23p
時代を拓く力
[政権交代百日]政治主導を貫く戦い
前原誠司/聞き手:花岡信昭
26p



総力特集:期待を裏切った鳩山政権
小沢一郎の大罪
中西輝政
34p
生かすも殺すも財務省次第
長谷川幸洋
82p
リーダーの凋落
山内昌之〈対談〉中村彰彦
94p
「600人訪中団」中国利権再び?
青木直人
104p
事業仕分け人が警告!
支持率急落に陥るシナリオ
永久寿夫
110p
1000人アンケート
民主党政策・7つの不安!
小田全宏
114p
民主・自民の「新旧分離」で政界刷新
渡辺喜美〈対談〉中川秀直
72p
失われたGDPを取り戻す秘策
舛添要一/石破茂/菅義偉/伊藤達也
聞き手:田原総一朗
46p



特集Ⅱ:日本経済・こうすれば立ち直る
大討論会 デフレ地獄脱出への処方箋
宮崎哲弥/菊池英博/安達誠司
/飯田泰之
120p
雇用を「介護」で生み出す法
渡邉美樹
144p
円の価値がさらに上がる時代
ジョセフ・スティグリッツ
136p



特別企画:気鋭の論客が描く! 10年後の日本
①明治維新前夜の美しき人々
竹田恒泰
193p
②地方で栄えるプロ野球16球団
古田敦也
197p
③企業が本社を海外移転する日
松本大
201p
④「太陽経済」で世界一の国家に
竹村真一
205p
⑤黒子役に徹し、活気づく銀行
上野泰也
209p
⑥ウェブが人間を司る社会
山本一郎
213p
⑦FTAに背を向ける勇気ある国
浜矩子
217p



コペンハーゲンで「25%削減」は誰も話題にしなかった
現地ルポ COP15―日本の敗北
藤沢久美
166p
新春インタビュー
人の役に立つより真理の探究
   ノーベル賞学者はなぜクラゲに惹かれたか
下村脩/聞き手:最相葉月
158p
高井戸の蛙、世相を覗く⑭
原子炉格納庫と日本刀
江上剛
172p
ニッポン新潮流〈医療健康〉
医師の増員は患者に危険
久坂部羊
150p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
CO2より酷い温暖化ガス
山形浩生
152p
ニッポン新潮流〈科学技術〉
米国はたった4%削減
竹内薫
154p
ニッポン新潮流〈国内政治〉
普天間騒動・米国の「演技」
上杉隆
156p
この著者に会いたい
『オンエア(上・下)』
柳美里/聞き手:仲俣暁生
174p
ワンポイント書評

179p
おじさんのための名作講座
元気なアメリカを体現する二人
堀井憲一郎
181p
大アジア主義者の夢と蹉跌〈第5回〉
頭山満
田原総一朗
221p
平成始末
「人間の建設」
山折哲雄
254p
大宰相・原敬〈第38回〉
閔妃暗殺
福田和也
233p
ボイス往来
  
250p
私日記〈第122回〉
飛んで行く時間は幸福の印
曽野綾子
242p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。