Voice
発売日
2011年7月8日
税込価格
713円
(本体価格648円)
バックナンバー

Voice 2011年8月号

今月号の読みどころ

東日本大震災から4カ月余り、この間、政治家たちは無能な菅首相を引き摺り下ろそうと、政局にうつつを抜かすばかり……。だが現在の日本には、東北の復興はもちろん、TPP参加の是非、中国との外交問題など、喫緊の政策課題がまさに山積している。そこで今月は、「日本再生への緊急直言」と題する緊急特集を組み、政治家たちに喝! を入れます。もう1本の特集は、「『反原発』原理主義の愚昧」。日本のエネルギー政策はいかにあるべきか、一時の感情に流されず、冷静に議論しました。今月号も、ご堪能ください。
公式サイト

今月号の目次

【総力特集】 もう「政局」はうんざりだ! 日本再生への緊急直言
政治家よ、もう国益を損ねるな
長谷川閑史/伊藤元重
46p
宮城は独自の「復興特区」構想で甦る
村井嘉浩
56p
財務省の増税理論、これだけの嘘
高橋洋一
62p
「TPP不参加で農業を守れる」は幻想だ
浅川芳裕
70p
東北復興にはグローバル化が欠かせない
戸堂康之
76p
南シナ海問題を仲介するメリット
富坂 聰
84p
「グッド・ガバナンス」をいかに実現するか
山内昌之
90p



【特集】 「反原発」原理主義の愚昧
「町営原発(株)」設立のすゝめ
日下公人
116p
世界一の技術力と運営力をさらに磨け
澤田哲生
126p
原発の代替に「地熱発電」を活用せよ
長山浩章
133p
フクシマ問題は“原子力の危機”にあらず
ジャック・アタリ/聞き手:大野和基
140p



匿名性に隠れたサイバー攻撃はもはや制御不能の時代に!?
ハッカー集団「アノニマス」の脅威
名和利男
160p
著者インタビュー
歴史の名著に学ぶ「国難と日本人」
岩間 弘
168p
「トヨタ式」で甦る台湾の自転車産業
S・トリプコヴィッチ
174p
今世紀の人類の理想「快適化社会」をめざして
日本は「希望の制度」を輸出せよ
原 丈人
150p
時代を拓くコンセプト
「国際的に公平な条件で製造業が戦える環境整備を」
林田英治/聞き手:片山 修
24p
この著者に会いたい!
「自分で読み返しても、単純に『いい話』なんです」
磯崎憲一郎/聞き手:仲俣暁生
106p
彦にゃんの憂国ついーと〈8〉
実質的大空位時代
島田雅彦
32p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈国内政治〉
内部被曝とつき合う法
上杉 隆
36p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈経済財政〉
「2%+2%」で財政再建をめざせ
飯田泰之
38p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉
ビン・ラディン射殺でテロは減る
山形浩生
40p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生命医療〉
土地の知恵を尊重した外部支援を
最相葉月
42p
世の流行にひとこと言わせて!〈17〉
夏は高級ホテルに行こう!
さかもと未明
100p
高井戸の蛙、世相を覗く〈31〉
東電は破綻させてこそ甦る
江上 剛
104p
海堂尊、医療最前線をゆく〈4〉
病院経営
海堂 尊
190p
巻頭の言葉〈8〉
民主政に短気を起こすなかれ
冨山和彦
21p
パナソニック、新興国制覇の闘い〈最終回〉
勝機がみえたインド戦線
財部誠一
200p
[新・原子力戦争]〈2〉
技術の破綻か、管理の手抜かりか
田原総一朗
213p
新・日本建国論〈3〉
神武天皇の否定は初歩的な誤り
竹田恒泰
224p
大宰相・原敬〈第56回〉
天皇崩御
福田和也
236p
私日記〈第140回〉
或る輸送作戦
曽野綾子
244p
平成始末〈第20回〉
横並びニヒリズム
山折哲雄
252p
クールジャパン・次代の旗手〈20〉
[丸若裕俊]
川島蓉子
5p
語り継ぎたい「モノがたり」〈8〉
ハンカチーフ
村上陽一
10p
「凛たる女性」の肖像〈8〉
金子広美
撮影/遠藤 宏
13p
Killerフレーズ
時代を斬る!論点

1p
Voiceブックス
編集者の読書日記

112p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

196p
Voiceステージ
編集者の観劇メモ

197p
Voiceレター
読者の感想&意見

198p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。