雑誌
Voice 2013年3月号
今月号の読みどころ
安倍総理が進める「アベノミクス」の影響で円安・株高が定着。週刊誌には「安倍バブル」の言葉が躍る。日本経済はこれからどう動くのか。財政再建は大丈夫か、物価目標2%の導入で金利は上昇しないか。そんな期待と不安から「バブルは再来するか」との総力特集を組んだ。現役大臣の論考のほか、ハイパーインフレの危険性を指摘する藤巻健史氏に中長期展望を聞いた。また、世界的に有名な投資家ジム・ロジャーズ氏に緊急取材し、株式市場を含め日本経済の現状を分析していただいた。特集では、なおも火種が消えていない尖閣問題を中心に、新リーダーをむかえる隣国との付き合い方を「中韓と闘う安倍外交」として考えた。潮目が変わり、われわれの生活にも影響は及ぶはず。先行きを読む1冊です。
公式サイト |
---|
今月号の目次
【総力特集】バブルは再来するか
アベノミクスの本質を読み解く |
竹森俊平 |
44p |
経済成長と財政再建は必ず両立できる |
甘利 明 |
53p |
ハイパーインフレは避けられない |
藤巻健史 |
60p |
日米が向かう大バブルへの道 |
岩本沙弓 |
68p |
安倍首相を選んだ日本人の底力 |
日下公人 |
76p |
|
||
日本は金融緩和をただちに止めよ |
ジム・ロジャーズ/取材・構成:大野和基 |
114p |
|
【特集】中韓と闘う安倍外交
共産党政府崩壊「Xデー」に備えよ |
ウィリー・ラム<対談>櫻井よしこ |
86p |
世界が注視・緊迫する東アジア情勢 |
薮中三十二 |
98p |
「従軍慰安婦」という虚構が崩れるとき |
高山正之 |
108p |
|
||
五輪招致で東京を「二十一世紀のスポーツ都市」に |
竹村真一<対談>為末 大 |
130p |
皇室制度の来歴と永続の努力 |
所 功 |
141p |
英国に学ぶ「人口減少社会・日本への処方箋」 |
マイケル・サリバン |
152p |
アルジェリア・武装勢力の真実 |
菅原 出 |
162p |
原発のゴミはどこへ行くのか |
夏目幸明 |
189p |
「走る情報端末」トヨタ車の戦略 |
片山 修 |
200p |
運命の参院選、霞が関との死闘 |
長谷川幸洋 |
122p |
時代を拓くコンセプト プレミアムマーケットに「値引き競争」はいらない |
大喜多寛/聞き手:内田裕子 |
24p |
この著者に会いたい 「フランス革命以来の民主主義の理念に、賞味期限が来ているのかもしれません」 |
片山杜秀/聞き手:仲俣暁生 |
172p |
ニッポン新潮流〈国内政治〉 五五年体制の再来を避けるには |
菅原 琢 |
34p |
ニッポン新潮流〈経済政策〉 「レジーム転換」としてのアベノミクス |
飯田泰之 |
36p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 アルジェリア事件の無念さ |
山形浩生 |
38p |
ニッポン新潮流〈科学医療〉 福島の人びとを襲う「曖昧な喪失」 |
最相葉月 |
40p |
ニッポン新潮流〈スポーツ〉 大阪体罰問題、見落とされた論点 |
杉山茂樹 |
42p |
汝の隣人を愛せ〈第3回〉 尖閣問題の着地点 |
島田雅彦 |
212p |
海堂尊、医療最前線をゆく〈23〉 久山町研究 |
海堂 尊 |
218p |
巻頭の言葉〈3〉 アルジェリア事件と邦人保護 |
山内昌之 |
21p |
オックスフォード留学記〈第11回〉 ヴァレンタインの思い出 |
彬子女王 |
224p |
大宰相・原敬〈第75回〉 凶刃 |
福田和也 |
230p |
私日記〈第159回〉 お友達ではいけませんか |
曽野綾子 |
238p |
平成始末〈第39回〉 「お仕置きをする」 |
山折哲雄 |
252p |
友(アート)を訪ねて〈2〉 [V・ゴッホ] |
原田マハ |
8p |
語り継ぎたい「モノがたり」〈終〉 時計ベルト |
村上陽一 |
11p |
凛たる女性〈27〉 小松美羽 |
撮影/遠藤 宏 |
15p |
Killerフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
|
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
178p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
246p |
|
Voiceステージ 編集者の観劇メモ |
247p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
248p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。