帝国の終焉
発売日
2012年01月30日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-80177-3

帝国の終焉
「スーパーパワー」でなくなった同盟国・アメリカ

著者 日高義樹著 《ハドソン研究所首席研究員》
主な著作 いまアメリカで起きている本当のこと』(PHP研究所)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 北の核の脅威が高まる! グローバリゼーションもTPPも終わる!! 日本はどうなる!? ワシントン発「新・世界秩序」の読み方。



 史上最大の軍事力を背景に一大帝国として世界を動かしてきたアメリカが、莫大な財政赤字に伴う国防費の削減によって軍事力を大きく縮小しなければならなくなっている。アメリカの帝国体制が崩壊すれば、どのような変化が日本に襲いかかってくるか。

 たとえば、帝国主義体制を背景にアメリカが推し進めてきたグローバリゼーションの動きが挫折してしまう。TPPは、まさにアメリカの軍事力を背景にしたアジアの自由貿易化の動きにほかならないが、アメリカの軍事力が衰退すれば、日本経済の根幹になっている自由貿易も大きな影響を受ける。

 また、アメリカの軍事力のタガが外れれば、北朝鮮やイランだけでなく、シリア、スーダン、アフリカの国々までが核兵器を持ち、簡単に使う恐れがある。必然的に、日本にとっては北の核の脅威が高まってくる。アメリカの軍事力の庇護を失いつつある今、日本はどうするべきなのか。

 ワシントン発「新・世界秩序」の読み方。