こころ相談室

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コミュニケーションをとることが苦手です
 はじめまして。このコーナーがあることに心から感謝いたします。

 6年前か、それ以前からかははっきりわからないのですが、人とコミュニケーションをとるのが苦手です。

 以前、中学校の時はそこまで意識していなかったのですが、高校に入って他人と特にヤンキー系の先輩後輩とのコミュニケーションがとりずらくなり、今は、すべての人、家族、彼女に対しても距離をとってしまう、意識してしまうようになりました。

 どう意識しているかというと、一人でいるときは何も考えず何かに集中できるのですが、この文章を打っているときもそうなのですが、他人と関わるときになれば、よくみせないとと思ってしまうのか、今まで読んだ本、成功哲学、他人の真似など、何か頭の中で安心する感覚、言葉を唱えながらでないと人とうまく会話がとれない状態になりました。無心になると何か不安でしょうがないみたいです。

 この感覚を意識したのは6年前からです。

 最近は、毎日毎日唱える言葉が変わったり、相手の気持ちを感じとるような(感情移入。場が暗くなるときもあるので最近はしていません。実際は話しを聞いているふり、感じているふりをしているのですが、嫌われたくないと思うのか、このときも言葉を唱え、自分のことばかりに意識が集中してしまいます。)コミュニケーションの仕方をしたり、相手に対して答えよう答えようと会話をしたり、とにかく自分のこと、自分に意識が集中するあまり相手が感じとれないんです。

 具体的に何を唱えながら接しているかというと、ついてる、ありがとう、感謝します、感情を反映するなど、いわゆる成功哲学、ポジティブ、肯定的な言葉を何回も何回も唱えています。それで何とか1日が楽しく感じることもあるのですが、何かごまかしているような感じと、自分の感情が表現できてない感じで、言葉で洗脳したつくられた、人形のような自分がそこにはあるんです。また、マイナスの想像をしてしまうこともよくあるのですが、その時は、プラスの言葉でごまかしているような感じです。

 なんとかこの状態を改善したい、楽に自分をだしたいと、本、サイトなどをさがして実践(言葉など意識すること)しているのですが、なかなか楽になれません。頭がスッキリしないんです。何か疲れます。気楽にのんびりと生活したい(地位、名誉など関係なくのんびりと生きたい、しかし、実生活は他人を気づかってしまう、意識してしまいます。私が1番楽なのは無口になること、何も意識せず、無心になることのような気がするのですが。)という反面、成功したい、失敗したくない、嫌われたくない、楽しい場作り、沈黙をさけたいなどの(この感情が他人とコミュニケーションをとれない原因のような気がするのですが。)感情があるんです。

 とにかく他人を意識してしまって気疲れしてしまいます。

 少し長くなりましたが、アドバイスお願いします。うまく伝わっているといいのですが……。

(25歳・男性・接客業)

回 答
 あなたの場合、自分のことばかりに意識が行ってしまうようですね。こういう人はけっこう多くて、会話では受け身であるのに、しかし相手の話をちゃんと聞けていないのです。 こういう方のために、私はコミュニケーションのトレーニングをよくするのですが、それのやり方を書いたのが今度出る本です。その中にも紹介されていますが、相手の話を集中して聞くことができる簡単な方法について教えます。

 いちばんいいのは、相手の話を聞くときに、次は何と言うだろうかと予測しながら聞いていく方法です。たとえば、
「この間パチンコに行って、全然出なくてさあ、いつのまにかお金がなくなって、これが最後の千円。これで負けたらどうしようと思っていたらね、何と、その最後の最後で」となったら次にこの人は何と言うと思いますか?

 そうです。「最後の最後に大当たりしちゃって」と言うことが読めるでしょう。こんなふうにしての話を聞いていると、すごく集中して聞けます。まずはこれを試しに実行してみてくださいませんか。

 そこで、練習問題を出します。(   )の中を埋めてください。答えは書きませんが、必要なら誰かと答え合わせをしましょう。

 この間、仕事で沖縄に行きましてね。ほんとうは何時の便にするか自分で決めたかったんですが、先方で某航空会社と取引があるからというんで、何時の便かに(    )。

 まあ、それはそれでありがたかったんですが、当日、ギリギリのところで飛行機に(     )ましてね。で、その割引チケットでは他の便に代えられなくて、割引なしであらたなチケットを買わなければいけなかったんですよ。まあ、幸い1時間遅れで飛行機に乗ることは(      )が、高くつきましたね。本当にまいりました。向こうに行っても、自分のミスですから、まさかそれを(      )じゃないですか。それがまたつらかったですね。


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