歴史街道
発売日
2010年6月5日
税込価格
660円
(本体価格600円)
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歴史街道 2010年7月号

今月号の読みどころ

「敵約200機、接近中!」。警報に接するや爆音と土煙を上げて、数十機の零戦がラバウルを離陸、邀撃態勢をとります。大敵を前に臆する者はいません。彼らこそ海軍最強の戦闘機隊、「ラバウル航空隊」でした。海軍戦闘機隊が太平洋戦争の最前線・ニューブリテン島ラバウルに進出したのは昭和17年(1942)1月。以来、2年余り、物量に勝る敵との連日の空戦で、消耗と疲労が募る中、彼らを一歩も退かせなかったものは、「この空は俺たちが守り抜く」という最強部隊の誇りと自負でした。坂井三郎、西澤廣義、岩本徹三ら3人のラバウルのトップエースを軸に、故国から遥かな南の空で、零戦に身命を託して敵に挑んだ男たちの不屈の闘志を描きます。第2特集は「龍馬を愛した女性たち」です。


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今月号の目次
「ラバ売るか?」「ラバ売る」「どうするか?」「こう喰うたい」
黒鉄ヒロシ
3p
この人に会いたい vol.42
マイコ
7p



【総力特集】零戦とラバウル航空隊   「不撓不屈」のエースたち
総論 激戦の空に挑み続けたラバウル航空隊、その不屈の闘志
戸高一成
14p
ビジュアル1
「双胴の悪魔」を鎧袖一触!

20p
ビジュアル2
西澤の愛機、零式艦上戦闘機22型甲

22p
世界最高の傑作機ゆえに…
    零式艦上戦闘機の宿命と可能性とは
三野正洋
24p
コラム1
零戦の好敵手たち 〈戦闘機編〉

29p
坂井、西澤、笹井、太田…
    台南空が誇る歴戦の猛者の前に敵なし
松田十刻
30p
大空のサムライ、奇跡の生還! 
    ガ島を巡る苛酷な消耗戦の中で
松田十刻
36p
コラム2
零戦の好敵手たち 〈爆撃機編〉

41p
ビジュアル3
トップエースとともに闘った3タイプの零戦
 
42p
「何機落としたら貰えるのかい?」
       長身の魔王、再び死闘の空へ
武田信行
44p
コラム3
小園司令の切り札、夜間戦闘機月光

49p
ビジュアル4
ラバウルの空を駆けた主要部隊

50p
敵機は俺が落とす! 
    劣勢の中、「零戦虎徹」手練の技が冴える
秋月達郎
52p
コラム4
正攻法は採らず! 連日完勝の岩本中隊

57p
ビジュアル5
「ラバウル航空隊」のエースたち

58p
比島、沖縄、本土上空…
   ラバウル魂を胸に撃墜王の戦いはやまず
高橋文彦
60p



それからの劉邦 ― 「大風歌」が語る功臣粛清の真意
渡邉義浩
68p
きまぐれ探検 昭和なスケッチ 第2回 浅草橋界隈
本山賢司
74p
友好関係を祝砲で!知られざる「神奈川台場」の活躍

78p



特集 お龍、加尾、佐那、お元… 龍馬を愛した女性たち
「さすが俺の女房じゃ」寺田屋の危機に奔る お龍
植松三十里
84p
ビジュアル
大河ドラマ「龍馬伝」にみる風雲児を支えた数々の女性

88p
コラム
「それはそれは妙な男」伴侶が語る龍馬

91p
初恋の人、女剣士、丸山の芸妓…三様の想い 
                   加尾、佐那、お元
楠戸義昭
92p
風雲児を支えた年上の「女丈夫」たち 乙女、お登勢、お慶
梓澤 要
96p



連載小説 
我、六道を懼れず 真田昌幸 連戦記 第5回
海道龍一朗
100p
「歴史街道」伝言板

110p
BOOKS・CINEMA

112p
この著者に注目!
門田隆将

114p
【特別企画】 聖徳太子とムハンマド、龍馬とリンカーン…
並べるとこんなに面白い! 日本史・世界史「同時代」年表
富増章成
116p
第2次大戦秘話 OSSの秘密工作
最終回 珍兵器の数々
吉田一彦
124p
歴史街道クイズ 「戦国検定!」

130p
【特別付録】
「加藤清正」イラスト壁紙・携帯待受画像ダウンロード

132p
歴史街道・ロマンへの扉
宇治
鶴田純也
134p
密林に潜むマヤ文明の大神殿群 エル・ミラドールへの旅
鈴木 革
(写真・文)
136p
湖国百景 近江路をゆく
第6回 甲賀
寿福 滋
(写真・文)
141p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。