歴史街道
発売日
2021年1月6日
税込価格
790円
(本体価格718円)
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歴史街道 2021年2月号

今月号の読みどころ

今月の特集1は、「本能寺の変――光秀を決断させたもの」です。
大河ドラマ「麒麟がくる」大詰め、いよいよ明智光秀が織田信長を討つ本能寺の変が放送されます。それに向けて、2月号では「本能寺の変」を特集します。
なぜ光秀は信長を討ったのか――諸説紛々としており、本当のところはわからず、謎に包まれている本能寺の変。
そこで本企画では、光秀の周辺事情を綿密に検証、解説することで、多方面から、本能寺の変の謎を読者とともに考えていく内容にします。

特集2は、「黒木為もと――ロシア軍が怖れた猛将」です。
日露戦争において、ロシアは当初、日本を甘く見ていました。しかしその驕りは、緒戦で打ち砕かれます。
破竹の勢いの第一軍を率いたのは、黒木為もと。ロシア軍の心胆を寒からしめるのに十分なその活躍とは――。

特別企画は、「日本と世界に影響を与えた『アメリカ大統領』列伝」です。
これからのアメリカの指導者を知ることはもちろん重要ですが、歴代のアメリカ大統領をよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
建国から今日にいたるまで、日本はもちろん、世界に大きな影響を与えたアメリカ大統領8人を紹介します。

公式サイト
今月号の目次
特集1 本能寺の変 光秀を決断させたもの
【総論】
なぜ起きたのか、そして歴史的意味とは
小和田哲男
14p
【史料から読み解く】
ドキュメント◎前後三日間の動き
渡邊大門
22p
ビジュアル 
地図と年表で知る「本能寺の変」前後

26p
【史料から読み解く】
諸説あり! 謀反を起こした理由
渡邊大門
28p
朝廷にとって、信長は「排除すべき存在」だったのか
谷口研語
30p
光秀への期待だった!? 最新研究に見る「四国問題」
桐野作人
35p
インタビュー●世界史から読み解く 
「日本の行くべき道」を信長が選択した時、それは起こった
安部龍太郎
40p
織田家臣団、それぞれの反応──なぜ光秀は孤立したのか
谷口克広
47p
【山崎の合戦】
不利な状況であっても、己が果たすべき役目を…
吉川永青
52p
明智秀満、藤田行政、玉、光慶… 家臣と一族は、その後どうなったのか
柴 裕之
58p
光秀は死んでいなかった? 各地に残る「生存伝説」
楠戸義昭
62p
特集をもっと知るための本

67p
特集2 黒木為もと ロシア軍が怖れた猛将
世界から認められた「不敗の名将」の実像
原 剛
86p
鴨緑江会戦──参謀は反対するも「奇襲」を選択
谷津矢車
92p
特別企画 
日本と世界に影響を与えた 「アメリカ大統領」列伝
宇山卓栄
117p
連載 読み物
特別インタビュー
吉田鋼太郎
7p
本能寺の変 遊び方解説書
黒鉄ヒロシ
3p
下野・喜連川に受け継がれた「足利の血脈」
早見 俊
68p
ソクラテス、プラトン、アリストテレス…
これだけは知っておきたい「古代ギリシア哲学」入門
長尾 剛
72p
天孫降臨の祖先伝承をもつ「物部氏」の真実
古川順弘
78p
連載小説 月と日の后
第34回 日輪の章
冲方 丁
98p
「歴史街道」伝言板

104p
BOOKS・CINEMA

106p
この著者に注目!
牧野健太郎

108p
連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第18回 伊東祐兵×宮崎県「泥水も美味し」
今村翔吾
110p
知っているようで知らない「ハンコ」の歴史
鷹橋 忍
128p
猫の蚤取り、枝豆売り、屁負比丘尼…
江戸のヘンな「お仕事ファイル」
山村竜也
134p
年間購読のご案内

141p
次号予告!

142p
歴史街道脇本陣

143p
歴史とともに味わう世界の城
第7回 サンタンジェロ城
島崎 晋
146p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。