歴史街道
発売日
2022年9月6日
税込価格
790円
(本体価格718円)
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歴史街道 2022年10月号

今月号の読みどころ

今月の特集1は、〈戦国・島津四兄弟〉です。
“戦国最強”と謳われた義久・義弘・歳久・家久の島津四兄弟は、時には圧倒的大軍を巧みな軍略で打ち破り、時には豊臣秀吉や徳川家康といった天下人と対立しながらも、家を守り抜きました。
なぜ、そのようなことが出来たのか。
四人の歩みをたどりつつ、混迷の時代を生き抜くためのヒントを探ります。
また、最新研究や知られざる激闘の数々も取り上げます。

特集2は、〈幕末の聖人・山田方谷の教え〉。
山田方谷は、幕末に備中松山藩の財政再建を成し遂げた人物。
“備中聖人”とも称された方谷の思想と、そこから学ぶべきこととは――。

特別企画は、〈酒井家と庄内藩・奇跡の歴史〉。
2022年は、酒井家が庄内に入部してから400年の節目にあたります。
奇跡的逸話に彩られた庄内藩の歩みに迫ります。

公式サイト
今月号の目次
ロボット四兄弟
黒鉄ヒロシ
3p
この人に会いたい
vol.186
久保史緒里
7p
特集1 戦国・島津四兄弟 乱世を乗り越える力
【総論】華々しい戦果を挙げ、家を守り抜いた四人の個性
新名一仁
14p
【四兄弟】耳川の決戦! いかに大友の大軍を打ち砕いたか
片山洋一
20p
【家久】万に一つの勝機を求めて…沖田畷で龍造寺軍に挑む
天野純希
26p
【家久】「頃合いだな」豊臣軍を潰走させた軍法戦術の妙
天野純希
31p
【歳久】秀吉に抗った末の死…その胸中に抱き続けた思い
谷津矢車
36p
【義弘】十倍以上の大軍を撃破! 朝鮮出兵で示した武威
近衛龍春
40p
【義久】お家を守るために…関ケ原「島津の退き口」の裏で
佐々木功
45p
岩剣、木崎原、大口…まだまだある! 四兄弟の激闘
桐野作人
50p
義久が秀吉に謀叛!? 最新研究に見る島津氏の実像
新名一仁
54p
特集2 幕末の聖人・山田方谷の教え
いかに人間らしく生きるか――その思想の核心
吉田公平
104p
志を受け継ぎ、各方面で活躍した門人たち
鷹橋 忍
113p
「至誠惻怛」の心に触れて…ゆかりの地・高梁を歩く

119p
特別企画 入部から四百年 酒井家と庄内藩・奇跡の歴史
転封を阻止! なぜ度重なる危機を乗り越えられたか
河合 敦
74p
歴史散歩 城下町・鶴岡にその遺風を求めて

78p
連載 ほか
一夜でB-29を五機撃墜! “闇夜の刺客”夜間戦闘機「月光」
源田 孝
56p
平野弥十郎と伊藤一隆 北海道開拓に人生をかけた父と子
梶よう子
60p
北条、武田、朝倉、黒田… 戦国武将の「個性的な箴言」
長尾 剛
65p
連載 漫画家に聞く!
第6回 大窪晶与 「串刺し公」ヴラド三世の実像とは

70p
連載 万、已むを得ず
第15回
幸田真音
82p
歴史街道伝言板

90p
BOOKS・CINEMA

92p
この著者に注目!
井上章一

94p
連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第37回 大内義興×山口県「帰らせろ」
今村翔吾
96p
年間購読のご案内

124p
読者アンケートのご案内

125p
次号予告!

126p
歴史街道脇本陣

127p
世界の「巨石」をめぐる
第1回 サン・ミシェル・デギュイユ礼拝堂
写真・文 須田郡司
130p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。