歴史街道
発売日
2023年4月6日
税込価格
840円
(本体価格764円)
バックナンバー

歴史街道 2023年5月号

今月号の読みどころ

おかげさまで『歴史街道』は、今月号で創刊35周年を迎えることができました。これも皆様の支えがあってのものと、心より感謝申し上げます。今後もお楽しみいただけるよう、編集部一同、誌面作りに励んでまいります。

さて、そんな記念号となる今月号の特集1は〈徳川家康、最強・武田軍に挑む!〉です。徳川家康が武田信玄・勝頼親子と激戦を繰り広げたことは有名ですが、最新研究を通してみると、知られざる側面が浮かび上がってきます。三方原の戦いで家康が武田軍を追撃した真意とは?長篠・設楽原の戦いで徳川軍が果たした役割とは?家康と信玄の因縁を生み出した今川氏真の思惑とは?激闘の真実に迫ります。

特集2は〈もっと楽しくなる「お城の歩き方」〉。城歩きのうえで押さえておきたい7つのポイント、〝ばえる″写真を撮るコツを伝授します。

特別企画は〈創刊の年、昭和63年を振り返る〉。『歴史街道』が創刊された昭和63年は、世の中が大きく変わり、文化面でも画期といえる時代でした。あの時代が持つ意味を問い直します。

大型企画は〈「ソ連」で読み解く第二次世界大戦〉。『独ソ戦』の著者である大木毅氏が、第二次世界大戦終結までの歴史を、ソ連の政戦略からひもときます。

公式サイト
今月号の目次
特集1 徳川家康、最強・武田軍に挑む! 信玄・勝頼との激闘の真実
【総論】何度も窮地に立たされながら、なぜ最後に勝てたか
平山 優
14p
家康と信玄の動向を左右した男・今川氏真の知られざる思惑
黒田基樹
25p
【三方原の戦い】「水運」から見えてきた家康出撃の真相
平山 優
32p
【長篠・設楽原の戦い】存亡を懸けた一戦で徳川軍は何を成したか
金子 拓
37p
【高天神城の戦い】徳川・武田の運命を分けた壮絶なる争奪戦
丸島和洋
42p
列伝◎本多、榊原、馬場、山県…激戦を彩る両家の家臣団
橋場日月
48p
【歴史紀行】家康の天下取りを左右した地・甲斐 そして最強・武田軍団の精神は継承された

54p
ビジュアル 大河ドラマにみる徳川と武田をめぐる人々

22p
特集2 もっと楽しくなる「お城の歩き方」
【総論】これだけは押さえておきたい七つのポイント
千田嘉博
104p
城郭写真家が教える “ばえる”写真を撮るコツ
畠中和久
111p
編集部注目の“いまが旬”なお城

116p
特別企画 創刊の年、昭和63年を振り返る
世界で“公衆化”が始まった年…時代とともに歩んで見えたもの
童門冬二
64p
音楽、文学、ドラマ、そして――あの頃が語りかけてくること
武田 徹
70p
連載 ほか
この人に会いたい
vol.190
神木隆之介
7p
連載 漫画家に聞く!
第12回 ゆうきまさみ 若き日の伊勢宗瑞を描く話題作!

60p
連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第四三回 北条氏政×神奈川県「汁かけ飯の戦い」
今村翔吾
96p
大型企画 「ソ連」で読み解く第二次世界大戦
大木 毅
78p
愛らしく、ときには頼もしい 歴史・時代“猫”小説13選
細谷正充
74p
三国志の裏面史・知られざるラストエンペラー列伝
島崎 晋
86p
藤原北家台頭の鍵ではなかった!? 「承和の変」の謎に迫る
伊藤賀一
118p
世界の「巨石」をめぐる
第8回 テレルジ国立公園の亀石 何でも願いを叶える亀
写真・文 須田郡司
130p
歴史街道伝言板

90p
BOOKS・CINEMA

92p
この著者に注目!
千早茜

94p
歴史街道脇本陣

127p
年間購読のご案内

124p
読者アンケートのご案内

125p
次号予告!

126p
顰像の独白
黒鉄ヒロシ
3p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。