歴史街道
発売日
2023年6月6日
税込価格
840円
(本体価格764円)
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歴史街道 2023年7月号

今月号の読みどころ

今月号の特集1は
〈徳川家康と本能寺の変――その時、何が起きたか〉です。
本能寺の変で織田信長が討たれ、堺にいた徳川家康は「絶体絶命の危機」に陥ります。
伊賀越え、旧武田領をめぐる天正壬午の乱――。
家康はそれらを見事に乗り越えることで、危機を「飛躍のきっかけ」へと変えていきました。
家康の決断、そしてその背景にあったものとは……。

特集2は〈三国志の真の主役・曹操〉。
『三国志演義』での描かれ方から、「悪役」との印象を持たれることもある曹操。しかし、その事績をたどると、彼こそが、「あの時代の真の主役」というべき存在でした。
曹操が成したこと、彼を支えた家臣、分岐点となった戦いを解説します。

特別企画は〈生誕100年! 司馬遼太郎の「これまで」と「これから」〉。
なぜ、司馬作品は戦後日本で愛されたのか。そして、これからの時代はどのように読み継がれていくのか。
研究者がその作品世界をひもとき、著名人が「オススメの名作」について語ります。

公式サイト
今月号の目次
特集1 伊賀越え、天正壬午の乱… 徳川家康と本能寺の変 その時、何が起きたか
【総論】最大の危機から五ケ国の大大名へ――飛躍を支えたもの
小和田哲男
14p
競うように接待しあう家康と信長…本能寺直前に何があったか
金子 拓
24p
本能寺の変、勃発! 命運を懸けた伊賀越えへ
片山洋一
30p
服部半蔵と忍者は何をしていたのか? 伊賀越えの実態
山田雄司
36p
迫りくる北条の大軍、挟撃の危機…天正壬午の乱でみせた采配
平山 優
42p
【列伝】豪商、織田家臣、武田旧臣…窮地を救った人々
和田裕弘
47p
ビジュアル 本能寺の変直前の情勢

22p
特集2 三国志の真の主役・曹操
軍略家、政治家、文学者…3つの側面から実像を読み解く
渡邉義浩
74p
謀士、忠臣、勇将 躍進を支えた男たち
島崎 晋
80p
宛城、官渡、赤壁の戦い 運命を変えた五大決戦
島崎 晋
85p
特別企画 生誕100年! 司馬遼太郎の「これまで」と「これから」
作品で描こうとしたものと、作品が受け入れられた背景
福間良明
104p
【いまオススメの名作は?】経営コンサルタントが注目する「1200年前の人物」
神田昌典
112p
【いまオススメの名作は?】あの「大長編」を読む意味は…歴史好きタレントが語る
山崎怜奈
114p
【いまオススメの名作は?】常識の枠を拡げた! 読書好きアイドルが惹かれた二人
川島如恵留
116p
連載 ほか
誕生から天下統一まで… 「ありし日の家康」に触れられる地・岡崎

55p
この人に会いたい
vol.192
浜辺美波
7p
連載 漫画家に聞く!
第14回 磯見仁月 マリー・アントワネットを虜にしたファッションデザイナー

70p
連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第四五回 松永久秀×奈良県「久兵衛の再縁」
今村翔吾
96p
イメージとこんなに違った! 古代ローマ帝国の意外な姿
比佐 篤
60p
あんな知恵やこんな工夫も… お江戸の夏の過ごし方
安藤優一郎
66p
太平洋戦争秘話 “ソロモンの狼”と呼ばれた不死身の重巡「青葉」
松田十刻
118p
世界の「巨石」をめぐる
第10回 カッパドキア 自然と人造が融合するキノコ岩の群れ
写真・文 須田郡司
130p
歴史街道伝言板

90p
BOOKS・CINEMA

92p
この著者に注目!
浅倉徹

94p
歴史街道脇本陣

127p
年間購読のご案内

124p
読者アンケートのご案内

125p
次号予告!

126p
イエヤース、or No
黒鉄ヒロシ
3p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。