歴史街道
発売日
2023年9月6日
税込価格
840円
(本体価格764円)
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歴史街道 2023年10月号

今月号の読みどころ

昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」をみて、鎌倉幕府の歩みが気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、その後の幕府の歴史も、実に波瀾万丈です。
大豪族・三浦氏が滅んだ宝治合戦をはじめ、様々な事件が勃発。
さらには蒙古襲来という対外危機にも直面し……。
今月号の特集1〈鎌倉幕府「滅亡」の謎――初の武家政権はなぜ滅びたか〉では、そんな鎌倉幕府の激動の歩みと、滅亡の要因に迫っています。

特集2は〈関東大震災から100年――地震予知と災害復興にかけた人々〉。
100年前の関東大震災では未曽有の被害が生じましたが、災害を防ぐべく地震を予知しようとした研究者や、復興のために東奔西走した男たちがいました。
彼らの知られざる奮闘に光を当てます。

なお今号から、城郭写真家・畠中和久さんによる新連載「空から味わう日本の名城」が始まります。こちらも、お楽しみください。

公式サイト
今月号の目次
特集1 鎌倉幕府「滅亡」の謎 初の武家政権はなぜ滅びたか
【概論】突如として訪れた終焉…150年の歴史からみえるもの
河合 敦
14p
【宝治合戦】屈指の豪族・三浦氏はなぜ、執権に討伐されたのか
細川重男
24p
建長の政変、二月騒動、嘉元の乱… それぞれの思惑が交錯する内部抗争
中丸 満
30p
【蒙古襲来】「挙国一致」での対応が皮肉な結果をもたらした
田中大喜
40p
【得宗家の最後】北条高時は暗愚だったのか? 終焉の時に迫る
鈴木由美
46p
倒幕への決定打――「足利尊氏の裏切り」の裏事情
垣根涼介
52p
幕府再興をかけた「中先代の乱」――時行、挙兵す
谷津矢車
58p
ビジュアル 樹立から消滅までの歩み

22p
特集2 関東大震災から100年 地震予知と災害復興にかけた人々
大森房吉と今村明恒――二人の地震学者が成そうとしたこと
上山明博
102p
東京と横浜の将来のために…奔走した四人の男たち
水島吉隆
109p
連載 ほか
判っちゃいるけど止められない方程式
黒鉄ヒロシ
3p
この人に会いたい
vol.195
珠城りょう
7p
革命に翻弄され… マリー・アントワネットの長女の数奇な生涯
鷹橋 忍
64p
ペリー来航から170年 「開国の地」浦賀・久里浜を時代考証家が訪ねて
山村竜也
69p
信長に滅ぼされてから450年 朝倉義景と一乗谷の真実

74p
黒潮ルートで関東も開拓! 知られざる祭祀族・阿波忌部氏
林 博章
80p
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ 第2回
川越宗一
82p
歴史街道伝言板

90p
BOOKS・CINEMA

92p
この著者に注目!
三本雅彦

94p
脛を出して切腹! 半鐘が遠島に!? 江戸のとんでも判例
山本 渉
96p
「二・二六」に死した提督 斎藤實の語られざる事績
松田十刻
116p
年間購読のご案内

124p
読者アンケートのご案内

125p
次号予告!

126p
歴史街道脇本陣

127p
空から味わう日本の名城
第1回 黒井城
写真・文 畠中和久
130p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。