Voice
発売日
2008年8月9日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2008年9月号

今月号の読みどころ

 原油、資源の高騰は企業収益を圧迫している。この状況はいつまで続くか。ビル・エモット氏は、資源浪費国・中国やインドがインフレによる社会不安を恐れ、早々に経済の引き締めを図る。それを機に資源バブルは弾けると予測する。一方遠藤功氏は、インフレがもたらすプラス面を論じる。安価な商品の過当競争で疲弊している製造業が、“高いから売れる”プレミアム商品に戦略転換する好機だと述べる。さらに、金利上昇がもたらす経済の好循環など、逆転の発想で「危機」を捉えた論考満載!
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今月号の目次

TOKYOファッション〈9〉
アクタスキッズ
川島蓉子
11p
未来をつくる技術〈21〉
節水トイレ[松下電工]
文:志村幸雄
16p
進化する教育現場〈9〉
SEG
古川昭夫〈対談〉和田秀樹
19p
日本の事件簿〈9〉
贈賄のうそ
高山正之
25p
巻頭の言葉
原油高と“ばらまき”の誘惑
竹中平蔵
27p
時代を拓く力
「脱藩官僚」が霞が関を壊す
江田憲司/取材・構成:上杉隆
30p
特集・インフレを克服する日本
 資源バブルは間もなく弾ける
ビル・エモット
40p
 円安で株価は上がる
藤巻健史
58p
 プレミアム商品が勝つ時代
遠藤功
66p
 金利上昇の繁栄論
松田哲
74p
 「本物のインフレ」は起きない
上野泰也
82p
 価格高騰を招く妖怪の正体
中川昭一〈対談〉丹羽宇一郎
48p



米国ルポ 危機感なき金融帝国
江上剛
124p
アメリカ国債を売却せよ
関岡英之
140p
特集Ⅱ・「脱・石油社会」への挑戦
 石油問題の“ウソの顔”
養老孟司
88p
 原子力発電は大発展期
五十嵐安治
104p
 石炭がガソリン車を駆逐する
清谷信一
110p
 イノベーション強国・日本
柴田明夫
98p



井戸知事!それが反論ですか
江口克彦
176p
「再調査」で北に圧力をかけよ
青山繁晴
150p
民主党代表戦へ
「庶民革命」の決意
河村たかし
214p
農業が輸出産業になる日 最終回
平成版・農地解放のとき
財部誠一
222p
話題のテーマに賛否両論!
コンビニ深夜営業
武田邦彦/門川大作
206p
『海ゆかば』と清貧の美学
片山杜秀
168p
“爽やか”だった大東亜戦争
上坂冬子〈対談〉鶴見俊輔
158p
PHPからの主張
親も成長する時代
大江弘
122p
ニッポン新潮流〈スポーツ〉
勝負に撤しなかった反町監督
二宮清純
116p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
サミットはもう要らない
山形浩生
118p
ニッポン新潮流〈経済産業〉
温暖化対策が最優先課題?
若田部昌澄
120p
●BOOK STREET


 この著者に会いたい
 『内村剛介ロングインタビュー』
陶山幾朗/聞き手:仲俣暁生
195p
 ワンポイント書評

204p
 企業家の一冊
 ポール・ヴァレリー著『ヴァレリー全集』
鈴木幸一
202p
 ベストセラーと現代
 小沢昭一著『川柳うきよ大学』
川井龍介
200p



大宰相・原敬〈第21回〉
「天津紀行」
福田和也
236p
ボイス往来
  
254p
私日記〈第105回〉
縦糸の意味
曽野綾子
246p
巻末御免(285)
メタボの基準
谷沢永一
258p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。