Voice
発売日
2009年5月9日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2009年6月号

今月号の読みどころ

6月号は“経済と政治”の2大予測。まず経済。10人の論客が楽観、悲観両面から今後1年を読む。楽観派の武者陵司氏は、米・中経済の復活で日本のGDPもプラス2%にⅤ字回復すると強気だ。松本大氏も株価は1万円超えに向かうと喝破。一方、悲観派の倉都康行氏は、資金不足の米国経済は長くゼロ成長が続くと述べ、須田慎一郎氏は年末、日本の中小企業では貸し渋り危機が深刻化するという。次に政治。総選挙後、民主党政権が官僚利権を粉砕すると上杉隆氏は楽観するが、永久寿夫氏はねじれ解消でも政界は危機を脱せないと悲観的だ。次代がわかる多様な見方、満載の号!
公式サイト

今月号の目次

TOKYOファッション〈18〉
LIGHT-LIGHT In Tokyo
川島蓉子
11p
和の美を愉しむ〈6〉
「柳」村上華岳
文:田中大
15p
メガロポリス新名所〈6〉
高尾山
増田悦佐
19p
日本の事件簿〈18〉
最低のルールも守れない人
高山正之
24p
「電気」は何処へ〈12〉
小水力発電
二見喜章
26p
巻頭の言葉
ケインジアンの勝利?
伊藤元重
29p
時代を拓く力
世界で売れた“エコ”タオル
池内計司/取材・構成:藤和久美
32p
緊急特集・これから1年 経済はこう動く!
資本主義の新たなる実験
岩井克人〈対談〉伊藤元重
64p
10大予測・日本と世界 次なる時代の考え方

42p
①GDP2%増のV字回復
武者陵司
44p
②株価1万円をめぐる攻防
松本大
48p
③1ドル65円の繁栄論
松田哲
52p
④33万社を襲う貸し渋り危機
須田慎一郎
56p
⑤400万人が職を失う日
八代尚宏
60p
⑥農業ブランド化の成功
ロバート・フェルドマン
64p
⑦再燃するエコ投資バブル
山形浩生
68p
⑧中国・驚異の9%成長
門倉貴史
72p
⑨国債バブル後にドル暴落
三橋貴明
76p
⑩米国は長期的ゼロ成長へ
倉都康行
80p



英・米・仏が罹る“自分さえよければ病”
世界は保護主義化した
浜矩子
146p
麻生内閣の追加対策は焼け石に水?
経済常識のウソを斬る!
宮崎哲弥/若田部昌澄/飯田泰之
132p
特集Ⅱ・大予測!ポスト総選挙 政治は正常化するか
官僚利権が粉砕される日
上杉隆
96p
政界は心肺停止に陥る
永久寿夫
122p
民主党が害する日本の国益
櫻井よしこ
104p
内需大改革を民主党は断行!
大塚耕平
116p
景気回復を潰す政権交代
安達誠司
110p



自力で“景気を良くする”ための三原則
不況だから強くなる会社
堀紘一
164p
二輪事業の収益力から新製品までを貫く「イズム」の力
[ルポ]ホンダ“インサイト”開発秘話
片山修
176p
過料10万円は憲法違反!?
裁判員・参加せずとも罰則なし
大久保太郎
170p
創業の極意〈3〉
ファンケルは不安を許さない
堺屋太一
206p
話題のテーマに賛否両論!
小学校英語必修化
渡部昇一/藪孝昭
220p
国の直轄事業の地方負担金押し付けは許さない
霞が関の通達「開封は不要」
橋下徹〈対談〉江口克彦
154p
経済問題・常識の非常識⑤
数字で読む「クルマ離れ」
上野泰也
230p
高井戸の蛙、世相を覗く⑥
再び、根性で売り歩け!
江上剛
228p
アルピニストの眼⑥
日本に帰れない英霊たち
野口健
234p
ニッポン新潮流〈スポーツ〉
イチローが怒った
二宮清純
128p
ニッポン新潮流〈科学技術〉
北朝鮮が核を使う日
竹内薫
130p
この著者に会いたい
『森山大道、写真を語る』
森山大道/聞き手:仲俣暁生
197p
ワンポイント書評

204p
おじさんのための名作講座
大東亜戦争と作家三世代
堀井憲一郎
202p
大宰相・原敬〈第30回〉
陸奥宗光
福田和也
238p
ボイス往来
  
256p
私日記〈第114回〉
「悪い希望」というものもあり得るか
曽野綾子
248p
巻末御免(294)
表現力
谷沢永一
260p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。