Voice
発売日
2010年11月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2010年12月号

今月号の読みどころ

「通貨安競争」や「ソブリンリスク」が喧伝されるなか、日本マーケットの停滞ぶりが際立つ。果たして2011年の日本経済は上向くのか、それとも「二番底」に突っ込むのか……。そこで、気になる論点について、正反対の見立てをもつ論客たちが大激論!時代を先取りするビジネスマン、必読の総力特集です。もう1本の特集は、「『アップルの時代』を超克せよ」と題し、どうすればアップル社の快進撃を止められるのか、テクノロジーの最前線をルポ!今月号もご堪能ください。
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今月号の目次

【総力特集】激突対論! 2011年の日本経済
漂流を始める世界経済
竹森俊平
42p
〈円高〉
サービス立国に変身するチャンス
/モノづくりの生態系が消滅する日
榊原英資/北尾吉孝
50p
〈日本株〉
債券バブルの崩壊で株価は上昇
/米・中の不透明性が招く長期低迷
北野 一/倉都康行
58p
〈財政〉
世界恐慌につながる国債大暴落
/「ギリシャになる」は錯覚にすぎず
山崎養世/菊池英博
66p
〈デフレ〉
人口が減れば需要が減るのは当然
/やはり辛抱強い金融緩和が重要だ
藻谷浩介/安達誠司
74p
〈成長戦略〉
日銀も「雇用の拡大」を最大目標に
/法人税は思い切って20%台へ
海江田万里/林芳正
82p
〈米国経済〉
まもなく雇用&消費は拡大循環へ
/「金融緩和で内需回復」は失敗する
武者陵司/白川浩道
90p
〈新興国〉
人口ベースの経済に回帰する時代
/チャイナ・リスクはまだ沈静化しない
松本 大/柯 隆
98p



【特集】 「アップルの時代」を超克せよ
「新たなコア技術」は日本が必ずつくる
原 丈人
124p
「ウォークマン」&「ガラパゴス」の反撃
大河原克行
133p
メディアは「β版カルチャー」精神で戦え
小林弘人
139p



時代を拓くコンセプト
「あくまでも“日本が主、米国が従”で尖閣は守る」
長島昭久
20p
「威圧的な中国」をアメリカは絶対に認めない
ケント・カルダー/聞き手:小山 貴
146p
なぜこのタイミングで「反日デモ」が起きたのか
“次期主席”習近平と日中関係
宮崎正弘
152p
経営トップがミドルを躍らせてこそ、
日本企業は再び世界で勝負できる!

“ぶら下がり社員”を海外に送り込め
野中郁次郎vs.遠藤 功
167p
そもそも通貨のコントロールは可能なのか?
「為替調整」をめぐる地球経済物語
浜 矩子
158p
なぜ日本人全体のスケールが、
かくも小さくなってしまったのか!

政治家に教えたい「保守主義の哲学」
中曽根康弘vs.梅原 猛
186p
この著者に会いたい!
「善悪の問題しか、最後は書くことがありません」
伊坂幸太郎/聞き手:仲俣暁生
106p
巻頭の言葉〈終〉
「諦念」こそを克服せよ
若田部昌澄
17p
日本の事件簿〈終〉
日本の「拘束道路」
高山正之
13p
松下幸之助の夢・2010年の日本〈5〉
人間性に立脚した税制
齋藤精一郎/金坂成通
202p
大アジア主義者の夢と蹉跌〈第14回〉
国体論
田原総一朗
221p
大宰相・原敬〈第48回〉
日露開戦
福田和也
232p
私日記〈第132回〉
まもなく誰も来なくなる
曽野綾子
240p
平成始末〈12〉
倦怠感
山折哲雄
248p
世の流行にひとこと言わせて!〈9〉
「片づけられない」って病気なの!?
さかもと未明
112p
高井戸の蛙、世相を覗く 〈23〉
呆れるほど戦略なき対中政策
江上剛
116p
おじさんのための名作講座〈終〉
ジョイスとプルースト
堀井憲一郎
118p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈国内政治〉
証明された「検察リーク」
上杉 隆
30p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉
あまりに低いリニアの経済効果
山形浩生
32p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈科学技術〉
デジタル鎖国・日本の惨状
竹内 薫
34p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈情報文明〉
一気に進捗する海賊版対策
山本一郎
36p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈医療健康〉
カフカ『変身』はみごとな介護小説
久坂部羊
38p
経済問題・常識の非常識〈終〉
仮面ライダーと日本経済
上野泰也
196p
データで斬る“俗論・通説”〈終〉
データで考えるときの注意点
飯田泰之
200p
クールジャパン・次代の旗手〈12〉
[武内 昭]
川島蓉子
7p
和の美を愉しむ〈終〉
「霊峰不二」横山大観
文:田中 大
11p
Killerフレーズ
今月の名言&至言

1p
Voiceブックス
編集者の読書日記

120p
Voiceレター
読者の感想&意見

212p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

214p
年間Contents
2010年・目次一覧

215p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。