Voice
発売日
2011年6月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2011年7月号

今月号の読みどころ

「強い国・日本」を再建するためには、退陣が決まった菅政権の“失敗の本質”を、構造的に解き明かす必要がある。福島原発に関する危機管理体制の驚くべき稚拙さ、官僚を怒鳴るだけの「政治主導」、被災地の復興ビジョンも語らず、経済を立て直す時期に「増税」を狙う愚昧……なぜ菅政権は何をやってもうまくいかなかったのか。総力特集では、いま日本に必要な真のリーダーシップ、そしてあるべき政策に迫ります。もう1本の特集では、「3.11後の日米関係」を多角的に考察。今月号も、読み応えある論考が満載です!
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今月号の目次

【総力特集】 菅政権、失敗の本質
リアリズムなき政治家が国を壊す
野中郁次郎
44p
なぜ首相に辞任を迫ったか
西岡武夫/篠原文也
54p
「増税ありき」で墜落する日本経済
R・フェルドマン
62p
せめて政府は被災企業の借金を肩代わりせよ
佐藤 仁
68p
性急な政治主導が招いた官僚たちの士気喪失
古賀茂明
74p
復興構想に「お山の大将」は要らぬ
長谷川三千子
80p
自動車産業が日本を捨てる日
片山 修
88p



東北再生プラン
「国定空き地帯」を設けて東日本の復興を
藤岡和賀夫
154p
東北再生プラン
被災地の支援は「自治体の広域連携」で
寺田昭一
160p



【特集】 3・11後の日米関係、深化か隷属か
「災後の時代」の同盟論
坂元一哉
112p
日米互恵など“できの悪い”おとぎ話
中野剛志
122p
「アジア+欧米」で中国に対峙せよ
若田部昌澄
128p
原発対処 日米協力の舞台裏
長島昭久
134p



【特別企画】 震災で“さらに強くなる”日本企業
東北の現場は「全国との絆」で復活する
夏目幸明
140p
メイド・イン・ジャパンの信頼は揺るがない
川島蓉子
148p



“検察の正義”を問い直すために、今何が必要か
冤罪を防ぐための「検察憲章」私案
嶌 信彦
164p
どうなる!? ビン・ラーディン殺害後の世界
テロ標的の筆頭となる日本
青山繁晴
170p
[新連載] 新・原子力戦争
東電の最高幹部を直撃する!
田原総一朗
196p
時代を拓くコンセプト
「一円の大切さはずっと言い続けたい」
前澤友作/聞き手:藤沢久美
20p
この著者に会いたい!
「自分を売り物にするのはこれで最後です」
中原昌也/聞き手:仲俣暁生
102p
彦にゃんの憂国ついーと〈7〉
さらば拝金主義
島田雅彦
30p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈国内政治〉
世界の情報孤児になる日本
上杉 隆
34p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈経済財政〉
原発賠償の摩訶不思議
飯田泰之
36p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉
東北復興債は「ばらまき上等」
山形浩生
38p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生命医療〉
惨事ストレス対策の徹底を
最相葉月
40p
世の流行にひとこと言わせて!〈16〉
“福島産”野菜でも大丈夫!
さかもと未明
96p
高井戸の蛙、世相を覗く〈30〉
気分を害した「首相のお辞儀」
江上 剛
100p
海堂尊、医療最前線をゆく〈3〉
医療改革
海堂 尊
186p
巻頭の言葉〈7〉
三十年事業で強いリーダーを
冨山和彦
17p
パナソニック、新興国制覇の闘い〈6〉
マレーシアに生きる幸之助の理念
財部誠一
208p
新・日本建国論〈2〉
憲法の根拠は『日本書紀』にあり
竹田恒泰
220p
大宰相・原敬〈第55回〉
第二次西園寺内閣
福田和也
232p
私日記〈第139回〉
疲労がことを解決する
曽野綾子
240p
平成始末〈第19回〉
国立大聖堂
山折哲雄
248p
クールジャパン・次代の旗手〈19〉
[川内倫子]
川島蓉子
5p
語り継ぎたい「モノがたり」〈7〉

村上陽一
8p
「凛たる女性」の肖像〈7〉
SHIORI
撮影/遠藤 宏
11p
Killerフレーズ
時代を斬る!論点

1p
Voiceブックス
編集者の読書日記

108p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

192p
Voiceステージ
編集者の観劇メモ

193p
Voiceレター
読者の感想&意見

194p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。