おすすめの本 [PHPくらしラク~る 2011年4月号]

パパッときれいすっきり! 時短家事術
本多弘美 著
大和書房
定価630円(本体600円)
 時間もないし家事を完璧にはできないとわかっているけれど、放っておくと気になる……。そんな人に読んで欲しいのが、時短家事のテクニックを集めた本書。「ズボラな面は多少あるけど、それなりに家事をしたい人」に向けてのエールが詰まっています。読み進めるたびに、「私にも同じ悩みが!」と思わず手を挙げたくなるかもしれません。
 家事・収納アドバイザーの著者が教える時短家事には、簡単なルールがいくつかあります。それは、タオルばかりたたむという「ばっかり家事」や、顔を洗うときに洗面ボウルと洗面台の鏡をひと拭きするというような「パターン家事」といったルール。同じ動作を続けることで効率を上げ、また、用事をまとめてすることで手間と家事の負担感を減らします。
 本書では、このようなルールにもとづいて、掃除、洗濯、料理、買いものというカテゴリーごとにアイデアを紹介。どれも気軽に始められるものばかりで、今までの生活を見直すきっかけにもなるでしょう。
 頭を使い、時間をかけた以上の効果を得るのが「時短家事」。家事に時間をかけないのは手抜きではありません。家事の方法を工夫することで時間を増やせれば、自分の自信にもつながります。作り出した時間を有効に使って、毎日の暮らしを充実させていきたいですね。

萩原式デフレに負けない貯金術
萩原博子 著
イースト・プレス
定価1000円(本体952円)
 「どうしたら貯金できるの?」。この切実な思いに経済ジャーナリストの著者が答えてくれます。
 「家電は現金で買う」「10分の外出ならエアコンは消さない」などの節約の方法や、「不用品をネットでお金に換える」といった収入アップの方法がズラリ。「すべてをこなせば一年で約300万円貯まる」という力強い言葉を信じてみたくなります。

シンプルに生きる
ドミニック・ローホー 著、原 秋子 訳
幻冬舎
定価1000円(本体952円)
 シンプルな暮らしに憧れていても、なかなか実践できないもの。ヨーガや禅皿に精通するフランス人の著者が伝えるのは、無理、無駄のない暮らしの大切さ。
 過剰にものを持つのをやめ、その管理に費やしていた時間とお金を省く――。そんなメッセージと共に、ものやお金、人とのつきあい方を教えてくれます。

日々のお弁当図鑑
森 かおる 著
アノニマ・スタジオ
定価1680円(本体1600円)
 朝はバタバタと忙しく、毎回同じようなお弁当になってしまうという方も多いのでは? この本はそんなあなたの心強い味方です。
 図鑑というだけあり、約190種のレシピをメイン、副菜、野菜の小さなおかず、スキマおかずの四つに分けて紹介。組み合わせしだいでバラエティーに富んだお弁当が完成します。