恋愛相談室

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<婚活>には、ためらいが……
 こんにちは。初めまして。
 私は31歳ですが、恥ずかしながら一度も男性とお付き合いをした事がありません。

 過去に男性の多い職場で働いていた時もあり、同期の子はほとんどが社内恋愛し、結婚もしているのに、自分だけ彼氏なし。
 好きな人は居ましたが、振り向いてもらえませんでした。

 逆に自分に好意を持ってくれているっぽい人(告白された訳ではないが)も居ましたが、太っているし、自分のタイプではないので、遊びに誘われても、断ったりしていました。

 結婚願望はあります。
 親も耳にたこが出来るくらい、うるさく結婚について促してきます。
 今、会社にはまったくいい人いません。
 結婚相談所やお見合いパーティも考えましたが、色々不安や抵抗があり、どうしても行きたくないのです。

 結婚したいのに、男性と付き合った事がない私。
   彼氏が出来ない原因、自分でもよく分からないです。
 ただ、昔から人付き合い下手で、会話ベダだし人に好かれない性格なのかと考えてしまします。

 結婚したい理由を、考えると……今は自分が非正規社員なので、だんなに頼って経済的に安定したい。一生一人はさみしい。
 なお、友人はほとんど結婚していて生活が充実してる。そして自分からどんどん離れていく。

 最近は街で、一人で歩いていて、カップルや家族づれを見るだけでうらやましい気持ちになり、うんざりしてきます。

 申し訳ないです。まとまらない文章で。

(31・女性・会社員)

回 答
 「今は仕事も遊びも、それなりに充実しているし、そのうち素敵な人と巡りあったら結婚してもいいかな」なんて悠長に考えているうちに、いつのまにか友達の大半はウェディングベルを鳴らしてしまい……三十歳を超えると、自分だけでなく、親も結婚を強く意識しはじめ、プレッシャーをかけてきたりして、ますます焦りを感じたりするものです。

 友人の結婚式に出て、一人暮らしの部屋に帰ってきたときの、あの言い知れぬ脱力感と淋しさ。
 引き出物の袋をのぞいてため息。ドレスを脱いでまたため息。
 メイクを落としながら、同じテーブルを囲んだ友人たちの薬指に光る指輪と弾んだ会話を思い出し、またまたため息――。
 私にも、そんな時期がありました。

 しかし、ここにお便りを下さったということは、あなたが何かを変えたいと思いはじめているからだと思います。

 最近は<婚活>ブームということもあり、あなたのように躊躇していた方も比較的気軽に(というより、かなり積極的に)結婚相談所等に登録したり、お見合いパーティーに足を運んでいます。

 もし、どうしても、そういった場所での出逢いは気が進まないのであれば、親しい女友達に「ご主人の友達とか、会社の同僚とか、誰か紹介して」とさりげなく頼んでみてはいかがかしら?

 <友人の紹介>というのは、その友人にとっても相手の男性は信頼できる人物の場合が多いので、おつきあいをしても、そう間違いはないかと思います。

 いずれにしても、一度くらい男性と二人きりで食事デートを試みてみたらいかがですか?
 たとえ、多少、好みにあわないとしても、(相手の方には、ちょっと申し訳ないけど)いつか出逢う、本物の彼との予行演習と割り切って出かけてみるのもいいかもしれません。

 もし、いきなり二人きりでは会話につまってしまう恐れがあるのでしたら、友人宅でホームパーティーを催してもらい、そこで相手に紹介してもらう、という方法もあります。

 あなたが一生を共にしたいと思える人を探す旅は、今はじまったばかりです。
 待っているだけでは、幸せな結婚につながる出逢いはやってきません。

 あなたから、なにか行動を起こしてみましょう。
 そして、あなたと価値観のあう男性と巡りあう努力をしましょう。

 勇気をだして、その一歩を踏み出してみてください。


 ♪ちょっとお知らせ♪

 この<恋愛相談室>に寄せられる、みなさんからのご相談のメールは、PHPの担当者がセレクトし、私宛に送信。
 私はその中から、テーマがダブらないものを選び、回答する、という形をとっております。

 恋に迷い苦悩するみなさんにとって、私のような者のアドバイスが、少しでも力になるならと思っていますが……。

 最近、「気になる人がいます。これって恋なのでしょうか?」――みたいな、とても短いメッセージを送ってくださる方が増え、担当者共々ちょっと困惑しています。

 相手の方の年齢や出逢った状況、二人の間でどんなやりとりがあったのかがわからないと、お答えのしようがないのです。

 こちらにお便りを下さる場合は、あなたが何にお悩みなのか、できるだけ詳しく書いていただけると、ありがたいなと思っています。

 ちなみにこの<恋愛相談室>はスタートしてから、もう十年以上になります。

 あらためて十年の年月を想うと、読者のみなさんの支えでここまで続けてこられたのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。

今後とも、よろしくお願いします!


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