
職場におけるハラスメント(パワハラ・セクハラ)について、上司・管理職の方々に事例(ケースドラマ)を通じて学んでいただく社員研修DVDです。ハラスメントかどうか見分けにくい行為“グレーゾーン”を職場からなくし、一人ひとりがやりがいをもって働ける職場づくりを実現するために、管理職研修の一環としてぜひご活用ください。
企業現場で起こったグレーゾーンの事例をドラマ化。リアルなケースで学ぶことができます。
必要なケースを選択して視聴可能。管理職研修の一コマで使いやすい構成になっています。
知識だけでなく、上司・管理職としてのあり方・心構えについても言及しています。
いじめや嫌がらせを指す言葉として、ハラスメントという言葉が定着してきました。特に、セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントは職場で大きな問題となっており、企業ではさまざまなハラスメント防止対策を講じています。その結果、「ハラスメントは悪だ。あってはならない」という認識が職場に浸透してきているとも言えるでしょう。
しかし、下のグラフにあるようにハラスメントはまだまだ減る気配が見えません。つまり、対策の甲斐なく職場にはハラスメントが存在し続けているのです。
暴力を振るうパワハラ、相手の体を触るセクハラ――。これらは「やってはいけないこと」と誰もが認識しています。そして、誰が見てもハラスメントだとわかる行為です。このような、明らかなハラスメントは、徐々にではありますが減ってきています。
しかし、ハラスメントには、人によって判断がわかれる行為、いわゆる“グレーゾーン”が存在します。このグレーゾーンは、ハラスメントが職場からなくならない要因のひとつであると言えます。
では、どのようなケースがグレーゾーンになるのでしょうか。グレーゾーンの代表的な事例を見てみましょう。
若手の女性社員Aさんは、スマートでおしゃれなB課長に好感を抱いています。ある時、B課長に彼氏の話を聞かれ、楽しそうに会話をしていました。
一方、AさんはC部長のことが苦手です。C部長にも同じように彼氏の話を聞かれたAさんでしたが、「プライベートなことを聞くなんてセクハラだ」と感じました。
30代のDさんはとても仕事ができ、E部長から抜群の信頼を得ています。
E部長は、重要な仕事を「Dさんの成長のため」と思って、どんどん与えていました。もちろん、上司としてフォローをすることも伝えています。
しかし、Dさんは自分の仕事量が増えて残業が続くことに不満を感じていました。「自分だけ仕事が多いのは、パワハラだ」と思うようになったのです。
これらのケースがグレーゾーンです。「これでハラスメントになるの?」と感じた方も少なくないのではないでしょうか。実際、ハラスメントにはならないと考えられます。しかし、こういったグレーゾーンが職場で頻繁に発生しているのです。
グレーゾーンが生まれてしまう要因は2つあるとされています。
ひとつめは、「行為をする本人の自覚の欠如」です。自分の言動が相手にとってどう受け取られるのか深く配慮していないため、誤解を招いてしまうのです。たとえば、部下に指導するときの上司の態度。足を組んだり背もたれにもたれかかったりする姿勢は、指導の内容にかかわらず、部下に「威圧的」と受け取られ、パワハラという誤解を与えかねません。
ふたつめの要因は、ハラスメントへの誤解や思い込みです。ハラスメントという言葉を深く理解していない社員が、安易に「ハラスメント」と言ってしまい、トラブルに発展するというケースが後を絶ちません。先ほどご紹介したケース1でも、「セクハラと感じたらセクハラ」という被害者の立場に立った視点は大切ですが、妥当性や合理性がなければセクハラにはなりません。
ハラスメントは非常にデリケートな問題です。相手(部下)に「セクハラです」「パワハラじゃないですか?」と言われることに、その真偽にかかわらず言われる側(上司)はリスクを感じてしまいます。
たとえば、職場にふさわしくない短いスカートを履いた女性社員がいた場合、上司は本来であれば正しい服装をするように指摘しなければなりません。ところが「女性に服装のことを注意するとセクハラと言われるのではないか」というリスクが頭をよぎり、指摘に及び腰になってしまうというケースがあります。
グレーゾーンが頻発している職場では、このように正しい注意・指導ができないという状況が生まれてしまうのです。グレーゾーン撲滅は、重要な経営課題だと言っても過言ではないでしょう。
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“ハラスメントゼロ”を実現するには、そのためには、グレーゾーンを職場から一掃することが大切です。そのためには、職場を預かる上司がハラスメントを正しく理解し、部下に啓発・教育を行なっていくことが不可欠になります。
その近道が、実際に起こった事例から学ぶ方法です。ひと口に「グレーゾーン」と言っても、多種多様です。黒に近いグレーゾーンもあれば、白に近いものもあります。実際には、発生した時に都度対処していくしかありませんが、あらかじめ事例学習によって理解を深めていれば、迷うことなく速やかに対処できるでしょう。
このたび、PHP研究所が発刊した社員研修用DVD『上司のハラスメント』では、実際に起こった6つのグレーゾーンの事例をドラマ化して収録。回避するポイントもていねいに解説しています。
グレーゾーンを撲滅するためにもっとも大切なのは、上司自身が本来の責任を果たすことです。DVD『上司のハラスメント』では、ハラスメントの知識の紹介にとどまらず、上司・管理職としてのあり方や心構えについても言及していますので、管理職研修などでの活用に最適です。
ハラスメントをなくすのは、上司の重大な責務です。大切な職場や部下を守るために、そして働く人全員がいきいきと安心して働ける職場をつくるために、本DVDをぜひご活用ください。
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実際に職場で起こったセクハラ(セクシュアルハラスメント)ケースをドラマ化。グレーゾーン発生を回避するポイントを学びます。
実際に職場で起こったパワハラ(パワーハラスメント)のケースをドラマ化。グレーゾーン発生を回避するポイントを学びます。
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※本DVD集は、DVD-Video規格(フォーマット)に基づいて制作されております。DVD-Video規格に対応した再生機(DVDプレーヤー)で視聴してください。パソコンで再生される場合は、DVD 再生ソフトによって正常に動作しない場合がございます。あらかじめDVD再生ソフトがDVD-Video規格に対応していることをご確認の上、ご視聴ください。
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