健康・美容
1日3分 脳がよみがえる! リハビリ指なぞりドリル
1日3分、両手でなぞるだけで、脳がイキイキ元気に! 直線・曲線・ひらがな・漢字なぞりなど、もの忘れ・認知症予防、脳の機能回復などに効果が期待できる簡単エクササイズです。著者(肩書) | 監修:古賀良彦《杏林大学名誉教授》 |
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主な著作 | 『脳のトレーニング 大人の折り紙』(角川・エスエス・コミュニケーションズ) |
編集等 | |
税込価格 | 1,100円 (本体価格:1,000円) |
対象 | 一般 |
頁数/仕様 | 80ページ / 縦:25.7cm 横:18.3cm |
初版 | 2016年10月 |
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◆「指なぞり」で脳をバランスよく活性化
国の推計によると、認知症の高齢者(65歳以上)の数は、いわゆる「団塊の世代」が75歳以上となる2025年に、多い場合で730万人、その背後に潜む「認知症予備軍」も500万人以上にのぼると考えられています。じつに高齢者の3人にひとりが認知症、またはその予備軍になるのです。
認知症予備軍は、医療・介護の分野では「軽度認知障害(MCI)」と呼ばれています。その特徴のひとつは「もの忘れ」、つまり、物事を思い出せないことです。とくに最近の出来事を思い出せず、「えーっと……」「ホラ、あれ、あれ」といった言葉を発するばかりで、的確に記憶をよみがえらせることが苦手になります。対策としては、記憶にかぎらず脳のさまざまな機能をまんべんなく使うことが、よい効果をもたらします。
「指なぞり」は、脳をバランスよく活性化するのに最適です。指なぞりには、「まず課題をしっかり見る」という、脳の「後頭葉」の働きが求められます。また、それを一時的に「側頭葉」に記憶として貯蔵するプロセスがともないます。文字や図のバランスを理解するのは「頭頂葉」の働き。そして課題を理解し、指なぞりを行なうプランを立て、そのとおりに実行するよう命令するのが「前頭葉」の外側の広い部位です。
「指なぞりをしよう」というモチベーションは「前頭葉」の下部がかかわっていますし、実際に正確に線や文字をなぞるのは、「運動野」と呼ばれる「前頭葉」の後方の部位の働きです。
このように、脳の部位を、広範囲にまんべんなく、かつバランスよく活性化するのが、指なぞりなのです。指なぞりを行なうことで、もの忘れや認知症の発症リスク低減に効果が期待できます。
本書のタイトルには、「リハビリ」という言葉を掲げていますが、これには、「病気や事故によって失った機能を回復する」ということに加え、加齢などによりおとろえつつある機能の低下をくいとめ、その維持・向上を目指すという意味も込めています。本書によって、読者のみなさんの脳が少しでもよみがえり、「健康寿命」を延ばすことに貢献ができれば、これほどうれしいことはありません。 (「はじめに」より)
・認知症予備軍チェック
・「指なぞり」で脳をよみがえらせる!
・この本の使い方
【Part1】指なぞり
直線・曲線
いろいろなマーク
ひらがな・カタカナ
数字
アルファベット
漢字
<ちょっとはしやすめ>チャレンジクイズ
【Part2】指タッチ
いろいろなマーク
数字
ひらがな・カタカナ・漢字
鍵盤
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