頁数/仕様
112ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版
2020年9月
在庫
在庫あり

「一生使える歯」は3歳までのお口の育て方で決まる!

歯並びや咬み合わせの問題を子どものときに対策していないと将来歯を失い、歯科治療費も高額に。3千人以上の子どもの治療経験から、一生後悔しないための歯の育て方を紹介。
著者(肩書) 竹内敬輔《医療法人きらめき理事長》
税込価格 1,430円   (本体価格:1,300円)
対象 未就学児の保護者
頁数/仕様 112ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版 2020年9月

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学生時代、老人介護施設で高齢者の口腔内を検診した際、口の中からほとんどの歯が失われているのを見てショックを受けました。健康な歯がたったの1本すらない口の中を見て思ったことは「どうして、なぜ歯がなくなってしまったのだろうか?」「どんなふうに食事をしているのだろうか?」という疑問でした。それと同時に、自分もいつかこうなってしまうのだろうかという不安にかられました。
みなさんは、自分の歯が1本ずつなくなっていくのを想像したことはありますか? 歯が少なくなっていくにつれ、いつも普通にしていた食事で噛めない、好きなものを食べても味があまりわからないなど、つらい思いをすることがどんどん増えていきます。「食べることが生きがい」という人も食べたいものが食べられず食事の楽しみが半減してしまいます。また、いつも普通に話していたのに、なかなか自分の話す言葉を聞き取ってもらえなくなる。そうなると、人と会話する楽しさも半減してしまいます。
脳が直接支配する神経は12本ありますが、このうち三叉神経や顔面神経など6本が口や舌、頬の動きをつかさどっています。食べることや話すことで口や舌、頬を動かして噛むということは、脳を直接的に刺激することです。
したがって、歯がなくなっていき、食べることや話すことが減ると、脳への刺激も徐々に減ってしまうことになり、これが認知症と密接に関係しているのではないかと考えられています。
私は歯科医師として、歯を失わないためには何が最も大切なのかと考え、原因を究明していくうちに「歯並び」や「咬み合わせ」の問題が歯を失う大きな原因になっていると気づき、矯正歯科に強い関心を持つようになりました。そして、名古屋市の大学を卒業後に、北海道釧路市の高田泰先生のもとで矯正治療を学ばせていただくことになりました。
そして、多くの「歯並び」や「咬み合わせ」の問題の原因が子ども時代に起因していることを教えていただき、それをどう発見し予防していくかについて学び、それをもとに2000年に小児歯科・矯正歯科を開業いたしました。
以来、7000人以上の子どもの口の中を診察し、3000人にのぼる子どもの矯正治療に携わってきましたが、その中で、「なぜもっと早く気づいてあげられなかったのか」ということを毎日のように経験します。そこで、保護者の方に説明してきた一つ一つの「なぜ?」への答えを1冊の本にまとめました。
この本を参考にお子様のお口を上手に育てていただければ幸いです。それがお子様の将来のお口の健康にとって、ひいては全身の健康にとってよいものになるばかりではなく、将来的にお口の中にかかる医療費を何百万円も削減できる投資であるということが、ご理解いただけるはずです。  (「はじめに」より)

【PART1】お子さんのお口、大丈夫ですか?
・今、このような症状が増えています
■危険サイン
(1)歯と歯の間がピッチリ!(発育空隙の不足)
(2)上下の歯の中心が一致していない(正中の不一致)
(3)上の歯が下の歯に覆いかぶさりすぎている(過蓋咬合)
(4)上の前歯が前に出てしまっている(上顎前突)
(5)上の前歯と下の前歯の間が開いている(開咬)
(6)下の前歯が上の前歯よりも前に出ている(反対咬合)
・今、子どもたちの歯並び、咬み合わせが崩れています!
・何もしないと将来どんなことが起こる?
・将来の治療費にこんなに差が出ます!

〈MINI COLUMN-1〉子どものむし歯の本数は減っています

【PART2】理想の歯をつくるには
・0歳から3歳までの過ごし方が理想のお口をつくります
・「よくない習慣」を減らしていきましょう
・乳歯のときに身についた悪い習慣は永久歯に生え変わってからも悪影響を残します
〈COLUMN…歯の成長について〉
(1)子どもの歯はどのように生えて成長していくのでしょうか
(2)発育空隙がないとどうなる?
(3)乳歯から永久歯に生え変わるしくみ
(4)歯の構造とそれぞれの歯の役割
(5)乳歯のむし歯は永久歯にも影響を及ぼす!?
・哺乳期に気をつけたいこと
・乳児期に気をつけたいこと
・前歯がそろったときに気をつけたいこと
・奥歯が生えてきたら始めたいこと
・幼児食の段階で気をつけたいこと
・子どもの姿勢で気をつけたいこと

〈MINI COLUMN-2〉「噛む」ことをテーマにしたランチビュッフェ

【PART3】小児歯科で行われていること
■筋機能療法
(1)口を閉じて食事をする習慣を身につける
(2)舌の筋力をつけて顎を広げる
・小児歯科衛生士からのアドバイス 歯磨きについて

〈MINI COLUMN-3〉最新の矯正治療インビザライン

【PART4】子どもの矯正歯科の実際
・子どもの矯正治療ってどうなってるの?