神田昌典『インパクトカンパニー』

「小さくても輝く企業」に生まれ変わる
「たった1つの勝ちパターン」とは?

「インパクトカンパニー」とは何か?

「経済的に成長しながら、同時に、事業を通じて社会問題の解決を目指す中小企業」これが、インパクトカンパニーの定義です。
これだけ聞くと、「ベンチャー企業や社会起業家の世界の話で、自分たちには関係ない」と思う人も多いかもしれません。
ただ、実はいわゆる「成熟産業」にいる企業こそ、こうした企業に生まれ変わることができるチャンスがあるというのが、本書の主張です。
カギを握るのは「既存事業」。これを変化させることで、未来から求められる企業へと生まれ変わり、好業績を上げ続けることが可能になるのです。
さらには自社のビジネスを世界にまで広げることすら、現実になるのです。

  • ・世界的プラットフォームを築き上げたリサイクル企業
  • ・国内外から美容師が学びに来る美容室
  • ・億を超える資金を短期間で集める飲食店

本書には、そんな「インパクトカンパニー」の事例が、いくつも出てきます。
では、いったいどのように既存事業を進化させていけば、「インパクトカンパニー」に生まれ変わることができるのか。
ぜひ、本書をお読みいただければと思います。

神田昌典氏から読者へのメッセージ

神田昌典氏から読者へのメッセージ

インパクトカンパニーとは、経済的に成長しながら同時に、事業を通じて社会問題の解決を目指す中小企業のことです。大企業やベンチャー企業ほど目立たない存在ですが、これからの社会にとって決定的な影響力(インパクト)を及ぼします。
なぜなら、圧倒的に、その母数が多いからです。
中小企業は、日本の全法人数の99・7%、全従業員数の69・7%を占めます。大都市圏を除くと、中小企業に勤める従業員比率は85・0%と、さらに増える。
この巨大セグメントが、新しい時代への適応に遅れたら、地元の雇用は少なくなり、地域社会の衰退はまぬがれません。
逆に、ほんの一部の会社でも、社会問題の改善をもたらしながら、成長を実現する事業に取り組み始めたら……これは、とても面白いことになります。高齢化社会・先進国の日本だからこその、地域社会創生のモデルを、世界に向けて描き出せるといっても大げさではないのです。
ここ数年で、インパクトカンパニーへと大きく進化した成功事例が数多く出始めています。そうした新しい事業に取り組む会社は、行政から請われ、大企業から請われ、また海外からも請われ、未来から突き動かされるように忙しく動き回り始めています。
では、成熟業界にありながら、ふたたび本格的な成長を始めるためには、どうしたらいいのか?
成熟企業を再成長させる「ビジネスモデル」を構築し、そして「勝ちパターン」を実行するためのスキルを、ぜひ知っていただきたいと思います。

著者プロフィール

神田昌典 Masanori Kanda

経営・マーケティングコンサルタント・作家
アルマ・クリエイション株式会社代表取締役
一般社団法人 Read For Action 代表理事
上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済局に勤務。その後、米国家電メーカー日本代表を経て経営コンサルタントとして独立。多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日本のトップマーケター」に選出。2012年、大手ネット書店の年間ビジネス書売上ランキング第1位。ビジネス分野のみならず、教育界でも精力的な活動を行っている。
主な著書に『2022――これから10年、活躍できる人の条件』(PHPビジネス新書)、『ストーリー思考』(ダイヤモンド社)、『成功者の告白』(講談社)、『非常識な成功法則』(フォレスト出版)など多数。

本書の主な内容(目次)

本書の主な内容(目次)インパクトカンパニー

序文 新文明開化へ、ようこそ

  • 未来に決定的な影響力を持つ会社は?
  • 法人は何歳で、成人になる?
  • 成熟業界にありながら、本格的な成長を始めるための条件 ほか

第1章 未来から選ばれる、ゲーマー社長

  • 1980年世代が創る、桁違いのビジネス
  • 経営者の先祖返りが始まった
  • 飛び立てなくなった、ウルトラマン世代 ほか

第2章 インパクトカンパニーの武器─ブロックチェーン革命

  • どうして彼はファーストクラスに乗れるのか
  • 副業が億を生む?!「バウンティプログラム」とは
  • 「レシピ本」並みの気軽さでICOができる時代に ほか

第3章 真面目な会社が、低収益に陥るわけ

  • 仲の良い会社は、殺伐とした会社に負ける
  • ビジネスモデル進化の「Vプロセス」とは何か?
  • 年輪経営に立ち塞がる、成長の壁 ほか

第4章 盲点だらけの経営者─デジタルツールの本当の役割

  • ほとんどの経営者は知ったかぶり
  • 一流コンサルタントも実は知らない、デジタルデータの分析
  • グーグルの無料ツールで、あなたもライバルもガラス張り ほか

第5章 新成長事業を創る、インサイトの探索

  • 絡み合った、複雑な問題を解決するには?
  • ストーリーは、世界中の人々を魅了する
  • 創造性の源泉としてのストーリー ほか

第6章 顧客を創造する、たったひとつの技術

  • たった一人の顧客から、新たな熱狂が生まれる
  • 年齢とともに、ますます重要となるマーケティングとセールス
  • すべてのマーケティング・ツールの大本にあるのは? ほか

チェックリスト
「インパクトカンパニー」になれるかどうかを分ける、10の質問

チェックリスト 
「インパクトカンパニー」になれるかどうかを分ける、10の質問

次の10の質問のうち、今、どれだけ答えられますか?

  • あなたの会社で、 新規客は、どの商品から買いますか?
  • 人気商品トップ3を教えてください。それぞれの顧客獲得コストは?
  • どの広告媒体、 チャンネルから新規客が集まっていますか?  それぞれの成約率は?
  • それぞれの商品を買ったあと、 次にどの商品を買いますか? 追加購入のタイミングは?
  • 10人の顧客のうち何人が、まだ 1年後、 購入を続けていますか?
  • 顧客の年間購入額は?
  • 流出するタイミ ングは購入後、いつが多いですか?
  • 年間購入金額の高い、優良顧客トップ10は? その特徴は?
  • 顧客を最も紹介してくれる顧客は、 誰? その特徴は?
  • 顧客1人あたりの、 顧客紹介数は? そして紹介者の成約率は?

もし、8つ以上答えられるようなら
あなたの会社は「インパクトカンパニー」になれる可能性十分。
答えられなければ……本書4章以降を!

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神田昌典『インパクトカンパニー』

インパクトカンパニー

[ 著者 ]
神田昌典(経営コンサルタント)
[ 判型 ]
四六判並製
[ 価格 ]
1600円+税

日本の企業の大半を占める「中小企業」。しかも、今後の急激な成長が望めない「成熟業種」「衰退業種」と呼ばれる業界に身を置く企業であっても、「驚くほどの好業績を上げ、世界すら狙える」方法論があった!
「小さくても社会に貢献し、好業績を上げ続ける」……そんな「インパクトカンパニー」へと生まれ変わるための具体的な方法論を、経営コンサルタントとして世界を股にかけて活躍する神田昌典が説く。

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