子育て
怒鳴りすぎ・叱りすぎたあとでも
自己肯定感を傷つけない10秒「絶妙フォロー」
思わず怒鳴ってしまっても、叱りすぎてしまっても、子どもの自己肯定感を下げずに、むしろ高めていける言葉かけや関わりを、日常のよくある場面別に紹介。親の自己肯定感もアップ!
著者(肩書) | 原田綾子《株式会社HeartySmile代表》 |
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主な著作 | |
編集等 | |
税込価格 | 1,430円 (本体価格:1,300円) |
対象 | 幼児~小学生の保護者 |
頁数/仕様 | 176ページ / 縦:18.8cm 横:12.8cm |
初版 | 2021年12月 |
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予めご用意ください。
私は「勇気づけの親子教育専門家」として、日々子育てに奮闘するお母さんを対象とした講座や講演、カウンセリングなどを行なっています。
私のところへ来られるみなさんと話をしていると、「子どもについ怒鳴ってしまう」「イライラして自己嫌悪で……」という声をよく聞きます。そんな方々を応援できたら、という思いから執筆したのが本書です。
本書では、「アドラー心理学」の「勇気づけ」という方法を紹介します。「勇気づけ」は、人に自信を与え、自己肯定感を高めるものだと思っています。
自己肯定感を持ち、傷つけずに育てることができれば、いつも自分が自分自身の「強い味方」でいることができるようになり、どんな困難も乗り越えられる「勇気」が得られます。それは大人だけではなく、子どもも同じです。
「人生」という“長い旅路”では、楽しいことやうれしいことがたくさんありますが、つらいことや悲しいこともありますよね。そんなときに私たちに力を与えてくれるのが、自分自身という「強い味方」と「勇気」です。
本書では、自分を勇気づけ、子どもを勇気づけるための具体的な方法を、やさしく解説していきます。一読いただいて、できそうなところから少しずつやってみていただければ、と思います。そして、「アレ? こんなとき、どうするんだっけ?」と疑問が生じるたびに、心当たりのあるところを読み返してみてください。 (「はじめに」より)
【PART1】自己肯定感を育てる「勇気づけの子育て」
・「自信のない子」が増えている
・自己肯定感を高めるには、たくさんほめればいい?!
・「ほめる」と「勇気づける」の違い
・子育てで大切なのは「勇気づけ」
・「勇気づけ」と「勇気くじき」
・親自身にも「勇気づけ」
《column》人はいつからでもなりたい自分になれる
【PART2】「自己肯定感」と「勇気づけ」7つのポイント
■ポイント
(1)子どもとの関係は「タテ」ではなく「ヨコ」
(2)子どもを尊敬する
(3)子どもを信頼する
(4)子どもの話を「聴く」
(5)子どもに任せて見守る
(6)子どもの「当たり前のようなこと」に注目する
(7)減らしていこう「勇気くじき」
【PART3】怒鳴りすぎ・叱りすぎたあとの10秒「絶妙フォロー」
・怒鳴りすぎ、叱りすぎてしまっても自分を責めないで!
・自己肯定感を傷つけず育てる「勇気づけ」
・「勇気づけの上書き保存」をしましょう
ケース1 いい加減にしなさい!
ケース2 毎日毎日、忘れ物ばっかり!
ケース3 何やってるの!!
ケース4 もう、勝手にしなさい!
ケース5 早くしなさい! 遅れちゃうよ!
ケース6 なんなの、その言い方は! パパに言うよ!
ケース7 ちゃんとあいさつしなさい! 恥ずかしいじゃないの
ケース8 ちゃんと帰ってくるって、言ったじゃない!
ケース9 ちゃんと勉強しなさい!
ケース10 練習したの? しないなら、やめちゃいなさい!
ケース11 テレビを消しなさい!!
ケース12 この前も同じところ間違えてたでしょ!
ケース13 もっとできると思ってたのに……
ケース14 お兄ちゃんでしょ、ガマンしなさい!
ケース15 うるさい! 外でやりなさい!
ケース16 そんな子と遊んじゃダメ!
ケース17 ちゃんと言ってくれないと、わからないでしょ!
ケース18 ダメなものはダメ!
ケース19 なんてこと言うの!
ケース20 なんでウソばっかりつくの!
ケース21 早く寝なさい!
ケース22 あんたなんかウチの子じゃない!
ケース23 ………………(言葉も出ない)
【PART4】「叱りゼロ」で全部うまくいく!
・「叱る」と「怒る」の違い
・「叱りゼロ」で子どもはちゃんと育つ!
■「勇気づけ」の目のつけどころ
(1)「当たり前のようなこと」を見る
(2)「過程」を見る
(3)できていないようなことの中に「できていること」を見る
(4)短所を長所に替えて見る
・「無視」と「注目をしない」
・「勇気づけ」で言葉よりも大切なこと
・想ったとおりに子どもは育つ
《column》チャレンジ! 1日まるっと「勇気づけ」
【PART5】子どもも親も一緒に育つ
・どうして怒鳴りすぎてしまうの? 叱りすぎてしまうの?
・親と子の心はつながっている
・自分をたくさん勇気づけましょう
・「家族会議」のススメ
・夫婦同士も「勇気づけ」
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