4週間で無理なくできる！　最初で最後の「これだけ終活」

私はこれまで、「終活を始めてみたいけれど、何をすればいいのかわからない」という方や、「いつかは終活をしたいと思うけれど、先送りにしながら何年も経ってしまった」という方など、さまざまな「終活ができない理由」をお聞きしてきました。
ある調査では、約8割もの方が「終活は必要だと思う」とお答えになった一方で、「終活をすでに始めている」と答えた方は4割弱。この差が現実なのだと思います。
みなさんの終活が「完璧」である必要はないと、私は思っています。完璧を求めて「終活疲れ」になっていては本末転倒。終活のいちばんの利点は、これからのあなたの人生が、自分らしく軽やかなものに変化していくことなのですから。
「できるだけ負担なく終活を体験していただきたい」という想いから、本書を上梓しました。タイトルに「最初で最後の」と銘打ってはいますが、まずは無理のない範囲で、終活の「美味しいところ」を味見してみてください。この本で、みなさんの終活に対する躊躇や挫折が最後になればいいなと、そんなふうに思っています。
この一歩が、あなたの毎日をあなたらしく軽やかにする一助となりますように。

【ステップ1】これだけ終活　ウォーミングアップ
■1、2日目
・心配無用です
・まずはチェックリストで確認しましょう
・がんばりすぎないで
・「これだけ終活」チェックリスト
■3日目
・この本の使い方
・「自分らしく生きた証」のために
・「これだけ終活」のトライアングル
・わかってはいるけれど、始められない……
・「コロナ禍」の影響？！
・「しておきたかったことをしておく」という想い
・これからの人生をポジティブに
・死ぬ準備ではありません
・終活疲れ？！
・人生を見つめ直しましょう
・ご家族に伝えましょう
・挫折してしまう3つの原因
・何度も書き直して大丈夫です
・項目は飛ばしてかまいません
・筆が止まったところが課題です
・終活は「前向きな決意表明」です
・財産以上に大切なもの
・死ぬときがてっぺん。死んだあとも続きます
・損や後悔をしないためには専門家のサポートを

【ステップ2】これだけ終活　ひとまずここから
■4日目
・銀行口座、クレジットカードの確認
・保有株式の確認、証券口座の整理
・コレクションの行き先を決める
・亡きあとの私物や生活用品の確認
・SNSアカウントの確認
■5日目
・お墓の確認と要望
・「墓じまい」の確認
・菩提寺の有無の確認
・葬儀の進行を知っておく
■6、7日目
・幼少時の思い出や出来事の確認
・学生時代の思い出や出来事の確認
・20代、30代、40代の思い出や出来事の確認
・50代の思い出や出来事の確認
・60代の思い出や出来事の確認
・70代以降の思い出や出来事の確認

【ステップ3】これだけ終活　次はここまで
■8日目
・貴金属、宝飾類の確認
・不動産の確認
・保険情報の確認
・その他の資産の確認
・資産をどうする？
・ペットの行き先の確認
■9日目
・いまある「いらないもの」の処分方法の確認
■10日目
・亡きあとの私物の処分方法の確認
■11日目
・SNSアカウント、WEBアカウントの整理
・定額サービスや会員登録の整理
■12日目
・あなたの「スキル」を遺す
■13日目
・あなたの「人生訓」や「アドバイス」「コツ」を遺す
■14、15日目
・「墓じまい」の行動計画
■16日目
・仏壇や供養の方針
■17日目
・遺影の写真選び
・遺影の写真撮影
■18日目
・「葬儀の規模」の確認
・葬儀の「こだわり」を決める
■19日目
・「友人リスト」をつくる
■20日目
・あなたの「大切にしていること」を遺す
■21日目
・あなたの「してきたこと」を遺す
・「生きがい」を感じるのはどんなとき？

《番外編》
・いまの住まいをどうする？
・亡きあとの埋葬先を決める
・葬儀社を選ぶ
・「いざ」というときの意思表示
・「エンディングに必要なお金」の目処

【ステップ4】これだけ終活　あとはこれだけ
■22日目
・「やりたいこと」を5つ挙げる
■23日目
・「行きたい場所」を5つ挙げる
■24日目
・「会いたい人」を5人挙げる
■25日目
・「やりたいこと」5つの実現スケジュール
■26日目
・「行きたい場所」5つの実現スケジュール
■27日目
・「会いたい人」5人の実現スケジュール
■28日目
・「できること」を「できるうちに」続けていきましょう

◇いちばんやさしいエンディング・ノート