松下幸之助の肉声講話集 DVD『経営百話』

松下幸之助が肉声で語り掛ける経営・商売哲学

いま、なぜ松下幸之助なのか―

松下幸之助は明治に生まれ、大正、昭和、平成と日本の激動の時代を駆け抜けました。和歌山の名士の家に生を享け、何不自由なく幼少期を過ごしましたが、突如、一家が破産。小学校4年生の時、単身で大阪に丁稚奉公に出され、その後も幾度となく窮地に立たされ、孤独と絶望の淵をさまよいます。
転職、独立、窮乏生活、世界恐慌、敗戦、大借金、大不況、廉売合戦、外国企業との熾烈な競争……。松下幸之助の生きた時代は、価値観が 180 度転換し、世の中が急激に変化して、さまざまな課題が行く手を阻む時代でした。しかし松下幸之助は必ず以前の状態より良くなって復活を遂げます。
なぜ、松下幸之助は、この大激動、大混乱の時代を生き延びることができ、なぜ、発展飛躍の機会とすることができたのでしょう。
それは松下幸之助が時代のありとあらゆる変化、森羅万象、宇宙万物一切に思索を馳せながら、ただひたすらに人間というものの本質を凝視し続けた、稀有な経営者であるからではないでしょうか。
松下幸之助は長年にわたる経営活動や人生を通じて得た教訓、さまざまな研究成果を後世に伝えるため、膨大な記録や著作を遺しました。それは今、PHP研究所に大切に保管されています。この独自の経営観、人生観、人間観こそ、未曾有の激動の時代を生きる私たちに、大きな勇気と指針を与えてくれるものと確信してやみません。
そんな難局に強い松下幸之助の経営理念を、本人が直話として語った講話を収録したDVDや、ベストセラー『商売心得帖』をひも解き、「商売とは何か」「真のお客様満足とは何か」を体系的に学ぶ通信教育をご紹介します。

松下幸之助

松下幸之助


パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者。
明治27(1894)年、和歌山県に生まれる。9歳で単身大阪に出、火鉢店、自転車店に奉公ののち、大阪電灯(現関西電力)に勤務。大正7(1918)年、23歳で松下電気器具製作所(昭和 10 年、株式会社組織に改め松下電器産業に改称)を創業。昭和21(1946)年には、「Peace and Happiness through Prosperity=繁栄によって平和と幸福を」のスローガンを掲げてPHP研究所を創設。
昭和54(1979)年、21世紀を担う指導者の育成を目的に、松下政経塾を設立。
平成元(1989)年に94歳で没。

当代の名経営者が影響を受けた松下幸之助の経営哲学とは

経済誌などが実施する「尊敬する経営者」ランキングなどで、つねに上位に顔を出す松下幸之助。
実際、松下の著作などに啓発されたと語る経営者、ビジネスリーダーは少なくありません。

「経営についての指南書は数多くある。しかし松下幸之助氏の経営は、それらとは次元を異にするものであった。氏は、あらゆる人、あらゆる物、また遭遇するあらゆる困難を師と仰ぎ、そこから自らの思考によって汲み取られた真理と信念に従い、自らの独創的経営を行なってこられたのである。この意味で松下氏は、思考と実行の双方をかね備えた名経営者であったと私は思っている。
今回のDVD版『松下幸之助 経営百話』は松下幸之助氏の経営哲学の集大成であり、氏の経営・人生の真髄が語られている。是非、経営を担われる多くの皆さんにご覧いただけることを願ってやまない」
京セラ名誉会長・稲盛和夫氏

京セラ株式会社名誉会長
稲盛和夫氏

「ほめたほうが伸びる人もいれば、叱ったほうが伸びる人もいます。収入が増えることを喜ぶ人もいれば、仕事の内容や質が高まることを喜ぶ人もいます。私が右を向けと言っても、一割くらいの人は右を向かない。それが人というものではないでしょうか。ですから、組織の全員をやる気にさせるというのは、ほんとうにむずかしいことなのですが、松下さんはそれが実にうまい。人と組織をやる気にさせる天才だったのだと思います」
エイチ・アイ・エス会長・澤田秀雄氏

エイチ・アイ・エス会長
澤田秀雄氏

松下幸之助の経営哲学が当代の名経営者に支持されるのは、使命感、基本理念、また方針や目標も、みずから心の底から納得でき、悟りともいえるほどのものにたどりつくまで悩み、考え続けることによって生み出されたものであったからではないでしょうか。

DVDセット「松下幸之助 経営哲学集成」

不確実なリスクと向き合う現代社会で、「本当に大切なことは何か」を考えることは、経営の舵取りにおいて大変重要な要素となるのではないでしょうか。松下幸之助のものの見方・考え方は、順境のみならず幾多の不況や困難を乗り越えてきたという自身の経験の中から生み出された思想ゆえ、時代を問わず多くの人々の範とされてきています。現下の困難な時代だからこそ、普遍性を持つ松下幸之助の言葉をまとめた本DVD集を従業員への理念の浸透や、経営の在り方を考える一助に是非お役立てください。

DVDセット「松下幸之助 経営哲学集成」

DVD「松下幸之助 商いのこころ」

お客様大事の原点

商売の道ひとすじの人生。松下幸之助が情熱をもって語る「商い」の真髄。商売の基本・実践・向上の心得を全25話に編纂。顧客満足の原点がここに甦ります。

DVD「松下幸之助 商いのこころ」

DVD「松下幸之助 商いのこころ」


[ 税込価格 ]
本体価格35,000円+税
[ 構成 ]
DVD ビデオ全3枚(1話約5分/25話収録)・副読本(88ページ)
[ 監修 ]
PHP研究所 経営理念研究本部

第一巻(約53分)

  • 業即信仰
  • 満足を与えているか
  • お得意先はわが娘の嫁ぎ先
  • 私にまかせてください
  • 堂々と儲ける
  • 物事を素直に見る
  • 商売冥利
  • 世界一のメガネ屋さん

お得意先はわが娘の嫁ぎ先

……私が小売屋さんであるとします。で、隣にスーパーができたとします。そして、ある物は安く売るという風にいたします。そうすると、自分の店は困るなと、私は心配するわけであります。しかし、今の私はそれを心配しません。(中略) 隣にできたスーパーの経営者の経営いかんにもよりましょう。それはすぐれた人であり、すごい魅力のある人であり、また実際において、われわれの気のつかないようなすばらしい経営法というものを案出して、そして町の人気をさらっていくようなまあ、何万人に一人というようなすぐれた人であれば、これはあるいは自分の得意先が半分なくなるかわからんと私は思うんです。けれどもまずそういう人は現実にはございません。すぐれた点があるが、一面にまた欠点もあるのが人間の姿であります……

第二巻(約53分)

経営者の一挙手一投足が、事業経営全体に大きな影響を与えることは、あらためていうまでもありません。松下幸之助は、パナソニック(旧松下電器産業)を創業して以来、その過程で経営者の責任をどのように考え、実践してきたのか。自身の体験をもとに語られています。

  • 世間の相場と価格
  • 適正な価格
  • 信用を得る道
  • 正しさを貫けば
  • お客様の苦情
  • “王様”を諌める
  • 自社の実力
  • 知恵のカクテル

正しさを貫けば

……ソケットというものが10銭かかるんです、原価ね。それを8銭で売るんですよ。そしたら2銭損でしょう。それが5、6軒しかないんですよ、日本に製造する会社が。私どももその一つです。これではあんまりもったいないやないかということで、協調したわけですよ、東京で。まあ、独禁法もない時ですから。それで調印してですよ、で、何日から、つまり要するにそれを実行するとこういうことになったわけです。それで、私はいやしくも男たる者が記名連判したんやからね、実行してやろうと思って私はさっと実行したわけですわ。それから2、3カ月たってから、また代理店会を開いたんですよ。そしたら非常にごうごうたる非難ですよ、ぼくに対してね。(中略)
(他の会社は)やっていないのですからね。やっているけども、いや、もう今度は協調のために、今のうち2万個買うてるとか、今のうちに1万個買うてる、それは前の値にするということを、みなやっているわけで、やらないのはうちだけですわ、それで憤慨するのは当たり前ですわ。そこで……

第三巻

「決断するのが経営者の仕事だ」といわれます。長きにわたって、経営者として決断の日々を重ねた松下幸之助は、企業にとってきわめて重要な経営者の決断について、どのように考えていたのでしょうか。

  • プロをめざそう
  • 人間形成の道
  • 苦労を通して一人前になる
  • 心配してこそ
  • めざめた人の力
  • ほれこんでいるか
  • 説得力
  • 商売人としての責務
  • 日本の良さを再認識する

苦労を通して一人前になる

……今まで世間では、「人間は苦労せないかん、苦労せないかん、」ということを言われます。先輩が後輩に教える第一として、「苦労せよ、苦労せんことには一人前になれない」ということを教えたものであります。私ども子どもから青年にかけまして、先輩から常にそういうことを言われたんであります。で、その時分は、大部分のものはそれを素直に承認しておりました。(中略) 「ああ、つめたいなあ」と、ぞうきんで寒中、氷のはるような時に、ふきそうじをするということは非常につらいことであります。しかし、こういうつらいことがやがて成功のもとになると先輩が言うておる、とこう考えてみますると、それは辛抱ができるんであります……

DVD「松下幸之助 経営百話」

松下幸之助経営哲学の集大成

松下幸之助が実践から学び考え抜いた“経営者としての心構え”を説く。16,000名の経営者に気づきと指針を与えた直話集が、最新技術によるクリアな音声と映像で再刊行。

DVD『松下幸之助 経営百話』

DVD『松下幸之助 経営百話』


[ 税込価格 ]
本体価格80,000円+税
[ 構成 ]
DVD-ビデオ全10枚(1話約4分/100話収録)・書籍(300ページ)付 特別布張りケース入り
[ 監修 ]
PHP研究所 経営理念研究本部

※本DVD集は1980 年発刊の同名カセットテープ集、1988 年発刊の同名CD集をDVD化したものです。写真に音声をつけて動画として編集したもので、講演映像ではございませんので、あらかじめご了承ください。

第一巻 経営の基本理念十話(約53分)

松下幸之助は、正しい経営の基本理念をもつことを重視していました。“本立ちて道生ず”といわれるように、根本となる事業理念があればこそ発展の道筋も見えてくるのではないでしょうか。

  • 企業は誰のものか
  • 税金で悩んだ話
  • 真使命を悟る
  • 生産人の使命
  • 利益とは
  • 利益確保は義務
  • 適正利益の根拠
  • 世間は正しい
  • 中小企業は弱くない
  • 共存共栄を目指して

企業は誰のものか

……少なくとも今までは別といたしまして、これからは、お互い企業は国民全体の共有財産である、共有の事業である。それを便宜に自分たちが預かって経営しているんだから、この企業というものは非常に大事にしなくちゃならんのだ。企業が発展するか発展しないかということによって、国民の福祉が増進するか増進しないかということに結びつくんである。だから非常に大事なものであるということを考えるときに、そこに非常に強いと申しまするか、非常に力強いものが生まれてくると思うんであります。これが、私は企業に対する一つの考え方だろうと思うんです。……

第二巻 経営者の責任十話(約48分)

経営者の一挙手一投足が、事業経営全体に大きな影響を与えることは、あらためていうまでもありません。松下幸之助は、パナソニック(旧松下電器産業)を創業して以来、その過程で経営者の責任をどのように考え、実践してきたのか。自身の体験をもとに語られています。

  • 一人の責任
  • 責任と給料
  • 失敗の責任は……
  • 経営者の出処進退
  • 将来の方向を示す
  • 適切な要求者になる
  • 率先垂範
  • 部下の力を引き出す
  • 社長は心配役
  • 片手に商売 片手に政治

率先垂範

……うまくいってるときはね、「まあしっかりやってくれ」「まあ、みなさんやってくれ」と言うて、部下に命じて事すむ。それはそれでいい、そういうときもあってもいい。しかし、事、非常時に臨んだときはそんなことではいけない。やっぱり率先垂範する。身をもって率先垂範するか、精神的に率先垂範するか、その両方をもって率先垂範するか、何らかそういうものをもたなならん。そうすると無言のうちに、空気が変わってくる。そういうことが、私はまずこういうような非常時に際しての、つまり責任者もしくは所長とか首脳者の私は責任態度やないかと思うんですね。……

第三巻 決断の心得十話(約45分)

「決断するのが経営者の仕事だ」といわれます。長きにわたって、経営者として決断の日々を重ねた松下幸之助は、企業にとってきわめて重要な経営者の決断について、どのように考えていたのでしょうか。

  • 決断してこそ経営者
  • 専門家としての決断
  • 迷いと判断
  • 小事と大事と
  • 非常時の決断
  • 電子計算機の使用をやめた話
  • 技術の進歩と決断
  • 引きさがる決断
  • 素直な心
  • 真の勇気

素直な心

……われわれは常に、何が正しいかということを考えつつ仕事を進めますが、その根底をなすものは素直な心でものを見ようと。いいかえますと、白は白というように見えるように、青は青と見えるように、黒は黒と見えるように素直にものを見ていこうと、こういうことであります。そうすると白を黄色に見たり、赤色に見たりするようなことはなかろうと思いますから、判断に過ちがないと思うんであります。……

第四巻 成功の心得十話(約51分)

企業を着々と繁栄、発展させていく経営者もあれば、志半ばにして、挫折の悲哀を味わわざるを得ない経営者もいます。そうした違いはいったいどこから生じてくるのでしょうか。長年の実業体験に基づく松下幸之助の話の中から「成功の心得」ともいうべきものを収録しています。

  • 二軒のぜんざい屋
  • 経営のコツを自得する
  • 好きになる
  • 私の初商売
  • 自己観照
  • 資金借り入れの要諦
  • 病気の早期発見
  • 事破れて悟る
  • 自分の運命に従って
  • 雨が降れば傘をさす

雨が降れば傘をさす

……雨が降れば傘をさすということはきわめて自然の状態でありまして、暑くなれば薄着になる、寒くなれば厚着になるということでございますが、これはもう誰しもそのとおりやっておるんでありますから、いわばみんなが天地自然の法に基づくところの生活方法をやっておられるということになろうかと思うんであります。しかし、事が商売ということに入りますると、どうも天地自然の法にかなったようなやり方をなさらないような経営を、私はちょいちょい見受けるんであります。そういうところは、概して失敗していく。そうでないところは成功していく。いいかえますと、天地自然の法にかなった経営法をしておるところは成功していく。……

第五巻 人を活かす心得十話(約44分)

“事業は人なり”といわれます。一代で世界的企業を築き上げた松下幸之助は、その経営を進める過程で、“事業は人なり”の信念を貫き通しました。人を育て、活かすことに心血を注いだ松下幸之助の体験の中から「人を活かす心得」というべきものを収録しています。

  • 公に尽くす心意気
  • 経営者次第
  • 熱意が大切
  • 部下が偉く見えるか
  • 不平不満の原因
  • 60%の可能性があれば
  • 欠点を知らせる
  • 判断のよりどころ
  • 大胆に人を使う
  • 人を得るのは運命、だから……

熱意が大切

……社長は仕事そのものは、あるいは下手かもしれない。また技術もわからんという点もあるかわからない。しかしこの会社を社会のためにも、お得意先のためにも、従業員のためにも、会社自体のためにもよくしたいという強い熱意というものが、二万人のうちに一番強いものをもたなければ社長としての意義がないと私は思うんです。社長の責任というものはそうだ、一番熱心である、一番熱意をもっているんだ、その次に副社長が社長についでの熱意がある、そういうようになれば私はもう一番いい。……

第六巻 人を育てる心得十話(約44分)

人づくりの大切さを重視した松下幸之助は、人材の活用すなわち人を活かすこととあわせて、人材育成にも心血を注ぎました。みずからの体験に基づく松下幸之助の話の中から、「人を育てる心得」ともいうべきものを収録しています。

  • 物をつくる前に人をつくる
  • 人を育てる基本は……
  • 言うべきを言う
  • たえず訓練を
  • 困難が人を育てる
  • ただ任せるだけでは
  • 適材適所と素直な心
  • 人材を引き抜けば……
  • 後継者の育成
  • 自分で自分を育てる

物をつくる前に人をつくる

……いかなる場合といえども、われわれのやはり一つの強い信念、それが正しいもんであり、それが国の安定と発展に寄与するもんであり、従業員の福祉に通ずるもんであるならば、断固、それを堅持して必ず容れられると思うんであります。みなさんの頭が、物をつくることもまことに大事であるが、その大事なものをつくるためには何が必要であるか、それは人が必要である。正しいものの考え方を保持するところの人が必要であるというようにお考えくださるならば、大事な製品をつくるために、まず人をどうするかということに、みなさんの頭がお働きをされると思うんであります。……

第七巻 衆知を集める心得十話(約49分)

「事業を発展、繁栄させる要諦の一つは、その経営にいかに多くのすぐれた衆知を集め得るかということである。だから私は、いつも衆知を生かした経営の実践を心がけてきた」——松下幸之助の言う衆知経営とは、いったいどのようなものでしょうか。

  • 衆知のカクテルを
  • ワンマン経営の欠陥
  • ワンマン経営に見えても
  • 強い信念のもとにこそ
  • 部下の提案を喜ぶ
  • ガラス張り経営
  • 自由な意見具申
  • お得意先、世間に聞く
  • 開発と衆知
  • 八百万の神々と衆知

衆知のカクテルを

……私は会社の経営にいたしましても、会社に今二万五千人あれば、二万五千人の衆知によるところの経営が行われない限りは、この会社はやがて行きづまるだろうと思っているんであります。偉人の経営で発展しても、やがて崩壊するでありましょう。賢人の経営にいたしましても、やがて崩壊するでありましょう。衆知によらないところの経営以外には、ほんとうの神の経営というものはないと思うんであります。衆知によるところの経営は、いわゆる真の民主主義の経営であります。真の民主主義には衆知が集まるんであります。そう私は考えていきたいと思うんであります。……

第八巻 不況克服の心得十話(約49分)

事業を進める過程では、時に不況に直面し、逆風、波瀾の中での経営を余儀なくされます。不況、不景気に対して経営者がどう備え、どのように対処していくかが企業の盛衰を大きく左右することはいうまでもありません。松下幸之助の体験に基づく不況克服の心得を収録しています。

  • 不況またよし
  • 昭和不況時の体験
  • 改善の好機
  • 苦労は買ってでも……
  • 時には一服も
  • 腹を決めて臨む
  • 経営者の信念こそ
  • 戦の中での商売よりも
  • 治に居て乱を忘れず
  • 不況に伸びる会社

治に居て乱を忘れず

……とかく人間というものは、十年平和が続く、十年安泰が続くと、治に居て乱を忘れるという傾きになります。いいかえますと、非常に内部に脆弱性というものが醸されてくるんであります。常に荒波に対している、常に乱に直面していると、それはそういうようにならないんであります。たえず心がまえというものは緊張しています。しかし、これは一面にいいが、一面にそれは決していいことじゃありません。そう常に乱ばかりに対するような姿は人生の望みではありません、目的ではありません。やはり泰平にして平和な生活を楽しむということが、われわれの欲するところであります。しかし、だからといってそういうことに慣れますと、人間というものはとかくその平和に酔いしれてしまうという傾きがございます。……

第九巻 反省の心得十話(約48分)

松下幸之助は、経営者には“朝(あした)に発意、昼に実行、夕べに反省”の心がまえが大切だと説いています。事業盛衰の鍵を握る経営者は、みずからのあり方について、またその仕事について、日々どのような反省を加えていけばよいのでしょうか。

  • つまずきの原因は
  • みずからを知る
  • 自分は適材か
  • 公憤をもっているか
  • 商売は真剣勝負
  • 上には上がある
  • 愚痴の聞き役を
  • 千の悩みも
  • 帝王学のすすめ
  • 公と私の葛藤

みずからを知る

……自分は自己認識をして、そして過ちなきを期してきた。こういうように、私自分で考えているんです。自己認識をせざる人は、過ちをおかす場合が多くなります。自分の力を低く見すぎても仕事はできません。自分の力をば誇大に見たならば失敗をいたします。そういうところが非常に大事やと思うんです。みなさんはこれから幾多の仕事をなさる。一年ごとにどういうような変化があるかわからない。しかしその場合でも、みなさんは、みなさん自身というものを採点していかなきゃいかんと思うんです。今の自分は五十点の力があるということを自分で考えることができるかどうか。それが正当にできたならば、非常に私はおもしろいと思うんですね。……

第十巻 経営者の生きがい十話(約49分)

経営者が日々の重責を全うしていく上で心の支えとなるのは、やはり経営者としての仕事のやりがい、生きがいというものでしょう。事業人、産業人としての使命達成に文字どおり全身全霊を打ち込んだ松下幸之助は、その生きがいをどこに求めていたのでしょうか。

  • 責任ある地位にあればこそ
  • 瞬時も休めない生活
  • 悩み不安の中で
  • きびしさの中に
  • 経営者と遊び
  • 首脳者の孤独と喜び
  • 全力を尽くしたあとに
  • 生きがいの多い時代
  • 現代は芝居の舞台
  • 感謝の心をもって

生きがいの多い時代

……非常に困難な時代である。商売の競争も非常に激しい時代である。三年ほどぼやぼやしてるともうすっかり地位が変わってしまうほど、商売も激変する時代である。そら、昔の時代のほうが悠長であるから、非常に安定してる。今はもう安定も何もない。安定という言葉はもうなくなるほど激変の時代である。そういう時代でありますけれども、だから困るんやなくして、だからおもしろいんだと、こういうように考えますと、私は今日は、みなさんもさようでありますが、今日生きておるところの人びとというものは、過去のいかなる人の時代よりもおもしろい時代である。おもしろいというよりも、非常に有意義な時代であると。この時に生きて、そして、それぞれの思いをもってわが仕事に対して取り組んでいくということが、非常に恵まれた世代に生きたもんだという考えをもったらどうか。少なくとも私は、そういうようにもたなんだらいかんぞと、私は、自分で自分に言うて聞かしてるんです。……

講話内容を完全収録した付属書籍付

ご活用方法

1)経営者のみなさまに…
日々の悩み、問題解決のヒントとして
2)幹部会、リーダー会議で…
1話約4分。付属書籍と合わせて定例勉強会などの場で
3)後継者育成に…
テクニックやスキルではない、経営者としてのあり方を学ぶ教材として

DVD「松下幸之助 信念の経営」

DVD「松下幸之助 信念の経営」

DVD「松下幸之助 信念の経営」


[ 税込価格 ]
本体価格15,000円+税
[ 構成 ]
DVD-R1枚(収録時間約61分、小冊子(24ページ)付き
[ 監修 ]
PHP研究所 経営理念研究本部

経営者はどうあるべきか

「経営者の姿勢」「事業観」「不況観」「衆知を生かす」など、松下幸之助が経営哲学を自ら語った映像講話集。

  • 私欲私心が会社をつぶす
  • 中小企業は強い
  • 喜びの連続が繁栄を生む
  • 長たる者は自己観照せよ
  • 不景気は人がつくり出す
  • 衆知による経営を
  • 不景気は商売の師匠
  • 経営者は常に要望者であれ

不景気は商売の師匠

……不景気になってはじめて商売を知ると。不景気になってはじめてなすべきことを知る、ということでは、今度の不景気になったことは、松下電器にとって非常に幸せやと、私は思うてんのや。だからこの不景気に皆さんがいろいろ勉強しておられることは、大変なことと存じますけれども、この機会にですな、不景気こそわれわれはほんとうのことがわかるんやと。不景気ならなんだらわからんと。(中略)不景気が大きな商売の師匠である。こう考えたらええと………

DVD「松下幸之助 日本の将来を思う」

DVD「松下幸之助 日本の将来を思う」

DVD「松下幸之助 日本の将来を思う」


[ 税込価格 ]
本体価格15,000円+税
[ 構成 ]
DVD-R1枚(収録時間約79分、小冊子(32ページ)付き
[ 監修 ]
PHP研究所 経営理念研究本部

色褪せない松下幸之助の提言の数々

「無税国家論」「教育問題」「高齢者福祉」など、松下幸之助が広く政治や社会問題について語った映像講話集。

  • もう一度日本のために働きたい」
  • 教育の誤りが日本を行きづまらせる
  • 日本伝統の精神の上にさらなる繁栄を
  • 国民の良識の高まりを
  • 日本を無税国家に
  • まず人間教育を
  • 老人福祉より家族の絆を深めよう

国民の良識の高まりを

……民主主義の国家で一番大事なものは何かと言うと、その民主主義を支えていくところの良識というものがありますな。良識というものが崩れたなら、民主主義というものは非常に危険なものである。すぐに勝手主義になっちまう、こういうことが私は言えると思うんです。(中略)民主主義というものは、非常に高度な常識というものを養っていかなきゃならん。そういう国民の良識が非常に低い状態において民主主義というものを強調しますと、非常に混乱してしまうということになりはしないかという感じを、私は最近持つようになりました。………

通信教育 松下幸之助「商売心得帖」―「商い」と「サービス」の本質を学ぶ

ベストセラー「商売心得帖」の通信教育版!昨今の事例やエピソードなど具体的な事例とあわせて読み解き、商売の原理原則を実践的に学ぶ。

通信教育 松下幸之助「商売心得帖」―「商い」と「サービス」の本質を学ぶ

通信教育 松下幸之助「商売心得帖」


[ 対象 ]
若手社員~初級管理者
[ 受講期間 ]
2カ月
[ 教材構成 ]
テキスト2冊・インターネット添削2回
[ 一般受講料 ]
11,000円+税
[ 特別受講料 ]
10,000円+税
※ガイドブックや制度受講などを前提とした法人様からのお申し込みの場合、特別受講料を適用させていただきます。
[ 監修・執筆講師 ]
PHP研究所 経営理念研究本部

学習の内容と流れ(一部抜粋)

【序章】『商売心得帖』について

  • 商売とは
  • 松下幸之助『商売心得帖』の三つの側面 ほか

【第1章】「商売の心得いろいろ」に学ぶ

  • 世間は正しい
  • 対立と協調と
  • どれほど喜ばれているか
  • 販売に成功するためには
  • 笑顔の景品を
  • 自分の店の力を判定しつつ ほか

【第2章】「人事の心得いろいろ」に学ぶ

  • “事業は人なり”を基本として
  • 人を集める第一歩は
  • 長所を見つつ
  • 人を育てるには ほか

【第3章】「商売戦術三十カ条」に学ぶ

  • 商売戦術三十カ条
  • “販売の心得”としての「商売戦術三十カ条」
  • きちんと儲ける[第一条]
  • お客様の心の声を聞く[第二条]
  • いちばん大切なのは“商品の良否” [第三条]

特徴

  • 1)松下幸之助のベストセラー『商売心得帖』と、それを事例や時代背景、現代的な視点などを交えて読み解く「学習テキスト」の2冊構成!
  • 2)豊富なワークによる自問自答を通して、学びをすぐに実践に活かせる!
  • 3)松下幸之助の講話や活躍中の経営者、現場で働く社員の方の声を、WEB上で配信!(受講者専用サイトにて視聴)

[お問い合わせは]株式会社PHP研究所 直販普及本部

東日本

〒135-8137

東京都江東区豊洲5-6-52 NBF豊洲キャナルフロント

TEL.03-3520-9633 / FAX.03-3520-9648

西日本

〒601-8411

京都市南区西九条北ノ内町11

TEL.075-681-5419 / FAX.075-681-5699

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