土光敏夫
発売日
2017年01月16日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-83423-8

日本の企業家 3
土光敏夫
ビジョンとバイタリティをあわせ持つ改革者

著者 橘川武郎著 《東京理科大学教授》
主な著作 『出光佐三』(ミネルヴァ書房)
税込価格 2,640円(本体価格2,400円)
内容 PHP研究所創設70周年記念出版シリーズ「日本の企業家」3巻。今こそ再評価し学ぶべき土光敏夫の経営手法と哲学を詳細に分析する!



 「財界名医」「ミスター合理化」「怒号さん」「荒法師」など様々なニックネームを持つ一方、質素な生活がテレビで紹介され、「メザシの土光さん」として国民から幅広く愛された土光敏夫。石川島播磨重工業(IHI)、東京芝浦電気(東芝)などの社長として経営や再建に辣腕を振るった。第四代の経団連会長として「行動する経団連」を旗印に、第一次石油危機後の日本経済の回復に尽くす。1981年には第二次臨調会長に就任し、行政改革の先頭に立った。常に日本の経済界と社会に大きな影響を与えた。しかし、その本質は、意外と理解されていないと思われる。経営史学の重鎮が、土光敏夫の経営を改めて考察し、その核心を単なる合理化ではなく、常に長期ビジョンを提示したこと、未来につながる手を打ち続けた点におく。停滞が続く現代日本においていかにその思想を活かすべきか、具体的な示唆に富む一冊。PHP研究所創設70周年記念出版シリーズ「日本の企業家」第3巻。