佐久間昇二の経営哲学
発売日
2003年07月01日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-63037-3

佐久間昇二の経営哲学
なぜ、WOWOWを再建できたのか

著者 西正著 《日本総合研究所メディア研究センター所長》
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 松下電器副社長まで務めた佐久間昇二氏がWOWOWを再建した舞台裏を紹介。本人へのインタビュー(語り口調)で構成されている。



 深刻な不況が続くなか、企業業績の不振と倒産が新聞を賑わせている。今日ほど企業の再建が求められている時代もない。本書はわが国初の民間衛星放送局であり、有料放送局の草分けであるWOWOWの再建実話である。主人公は松下電器で副社長まで務め、「松下幸之助氏の最後の弟子」とまでいわれた人物。松下の経営理念、経営哲学を読み解き、そこに独自の経験を加味した佐久間昇二会長の再建のストーリー。

 再建とは「言うは易く、行なうは難し」である。メーカーの経営者がソフト会社のトップとして、どのように黒字化を達成したのか。また、放送局には馴染まない経営理念の必要性をどのように社員とつくっていったのか。そこには厳しさのなかにも、リーダーとして集団を導いていく優れた経営者の一つの姿がある。

 本書では放送アナリストの西正氏のインタビューをもとに、佐久間氏の語り口調をそのまま活かすかたちで紹介した。