挫(くじ)けない力
発売日
2011年11月18日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80154-4

挫(くじ)けない力
「死と魂」の意味から考える

著者 伊藤謙介著 《京セラ相談役》
主な著作 『心に吹く風』『リーダーの魂』(以上文源庫)
税込価格 1,210円(本体価格1,100円)
内容 稲盛和夫氏の理念を語り継ぐ著者が、不遇と闘い、人生を切り開いてきた人々の生き様を綴る。山折哲雄氏との特別対話「死から見た生きる力」収録。



 東日本大震災によって、物事が予定調和的に進む時代は終わった。想定外が日常化し、複雑さを増す日本社会。理不尽な壁にぶち当たり、悩みを抱えて生きる人も増えている。

 「しかし、そもそも社会とは、人生とはそういうものではないか」と著者は問う。古今東西、多くの先人は苦難を真正面から受け止め、歯を食いしばり、生を全うさせてきたのではないかと。

 本書では、金子みすゞや鈴木真砂女ら、不遇な境遇を乗り越え、「死」を見つめながら感動的に生き抜いた印象的な日本人の心象風景を、珠玉のコラムで綴っていく。

 さらに、日本を代表する宗教学者・山折哲雄氏との特別対話「死から見た生きる力」を収録。

 苦悩多き社会を生きる現代人に、「深く生きるヒント」を提案する魂の一冊。