頁数/仕様
168ページ / 縦:18.8cm 横:12.8cm
初版
2019年12月
在庫
在庫あり

年賀状・お礼・お悔み・添え状・SNSなどに
感じのいい人がやっている 気持ちが伝わる絶妙3行文章

文章の書き方、用途・場面ごとの文例を掲載。書くのが苦手な人も、コツさえつかめば簡単。相手に負担をかけない3行文章で、シンプルに気持ちを伝えましょう。
著者(肩書) むらかみかずこ《一般社団法人手紙文化振興協会代表理事》
主な著作 『お客の心をつかむ売り込みゼロの3分ハガキ術』(日本経済新聞出版社)
編集等
税込価格 1,320円   (本体価格:1,200円)
対象 一般
頁数/仕様 168ページ / 縦:18.8cm 横:12.8cm
初版 2019年12月

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一日に何回、何十回と携帯電話やスマートフォンの画面を見ることが当たり前になった今、わたしたちはその画面の向こう、メールやSNSの先にいる相手のことをどれくらい知っているでしょうか。
相手の人柄や考え方をどれほど深く理解し、信頼し、つきあっているでしょうか。
スマートフォンのおかげで瞬時に大勢とつながれるようになった一方で、身近な人ともっと丁寧につながりたいという風潮が強くなりつつあるようです。
年賀状を例にすると、儀礼的に送るものが減少する中、一枚の重みを大切にしようとする傾向が見られます。
枚数を減らしても、相手を思ってはがき(年賀状のデザイン)を選び、手書きで丁寧に個別のメッセージを添えて送り合う流れに変わってきているのです。
しかし、いざ書こうと思ってペンを持つと、途端に手が止まってしまいがちです。LINEのスタンプ選びは得意でも、胸の内を言葉で伝えるのはむずかしいですね。
「ありきたりな言葉しか出てこない」
「相手にわかってもらうには、どんな書き方をすればいいのだろう」
あなたにもそんな疑問や悩みはありませんか。

自分の気持ちを相手にわかってもらうためには、「わたしはこう思う」「こうしてほしい」と言葉で伝える必要があります。
気持ちを伝えることから逃げていると、悶々とストレスを抱え、わかってくれない人へのやっかみや当てつけの言動から顔つきまで悪くなることも……。
その一方で、自分の気持ちを素直に伝えると、意思が強くなり、凛々しさが生まれます。自然と笑顔が増え、だれからも感じのいい人と思われ、よい縁が舞い込んできます。
そのために、まずは言葉の引き出しを増やしましょう。「これいいな」「使えそうだな」と思う書き方を参考にして、覚えた言葉をどんどん使っていきましょう。使っているうちに、自然と言葉が自分のものになります。
長々と書く必要はありません。伝えたい気持ちは文字数に比例するわけではないのです。短い文章でも十分、伝わりますから、ほんの3行でいいのです。

本書では第1章で今なぜ気持ちを伝えることが求められるのか、気持ちを伝えると何が変わるのか、どんな価値が手に入るのか、わかりやすく解説していきます。第3章の絶妙3行文例や第2章・第4章の気持ちが伝わる文章の作り方は、SNSやメール、またちょっとしたメモや伝言を書くときにも使えます。
言葉を覚えるという点からいえば、書くときだけでなく、面と向かって口頭で伝えるときにも大いに役立ちます。

伝えたいことがあるのに、なかなか声に出して伝えられない。
そうしたもどかしさをわずかながらも抱えたことのある人は、ぜひ本書を手にとってください。
一つでも多く、心に響くヒントに出会えますように。  (「はじめに」より)

【第1章】なぜ気持ちを伝えなければいけないの?
・人とのつながりは気持ちを伝えることからはじまる
・自分の気持ちと向き合う習慣を
・気持ちを伝えると、何が変わるのか?
・気持ちを伝えるいろいろな方法
・あえて手書きで伝える魅力とは
・なぜ3行か?
〈コラム〉SNSでの書き方のコツ マナー(1)素直な言葉を選ぶ

【第2章】気持ちが伝わる文章の作り方(基礎編)
◆絶妙Lesson
1.文章は「短く」が鉄則
2.二文にするとわかりやすい
3.「目にやさしい」を意識する
4.主語と述語を一致させる
5.読点「、」をこまめに打つ
6.語尾をやさしく疑問文に
7.NG言葉で自分を下げない
8.プラスの言葉でうまくいく
9.肯定文で書くと伝わりやすい
10.手書き文字は美しさより「読みやすさ」
11.短くても読み返す
〈コラム〉SNSでの書き方のコツ マナー(2)コメントでは「楽しい」「嬉しい」を伝える

【第3章】使える! 伝わる絶妙3行文章
■ご挨拶
・年賀状
・喪中はがき
・寒中見舞い
・暑中見舞い
■お祝い
・入園、入学、卒業、合格、就職など
・結婚、出産
・誕生日、長寿
・引っ越し、転居
■お礼
・感謝の気持ち
・贈り物をもらったとき
・無理を聞いてもらったとき
■お悔み、お見舞い
・お悔み
・病気やケガのお見舞い
・自然災害のお見舞い
■お願い、催促
・お願い
・催促
■お断り、お詫び
・欠席する
・依頼を断る
・お詫び
■送る
・プレゼントに添える
・確認書類に添える
■励まし
・がんばる人に
・落ち込んでいる人に

【第4章】人と差がつく!  一枚上手な文章の作り方(上級編)
◆絶妙Lesson
12.同じ言葉を使わない
13.「嬉しい」だけで終わらせない
14.文章で好意を見せる
15.つらいときほどプラスの言葉を
16.褒め言葉でまわりを幸せに
17.シンパシーカードでお悔みの気持ちを伝える
18.オノマトペで想像力を豊かに
19.季節の挨拶、簡単発想法
20.簡単! ささっとイラストを描く
21.心の天気を想像する
22.あせらずに、じっくりと書く
〈コラム〉SNSでの書き方のコツ マナー(3)悪意を感じるコメントへの対処法
〈コラム〉もらった手紙はどうするの?