[新版]企業人としてのコンプライアンス

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[新版]企業人としてのコンプライアンス
正しく仕事をするために

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執筆/監修 [編]PHP研究所
税込価格 550円(本体価格 500円)
判 型 A5判
仕 様 並製
ページ数 64ページ

企業人として絶対に知っておいてほしい常識・良識をまとめたコンプライアンスの入門書!

企業におけるコンプライアンスは、法令遵守だけにとどまらず、社会的な規範や倫理、つまり多くの人々のあいだで共有された“良識”や“常識”に従うことも要請されています。特に近年はネットの普及により、コンプライアンス違反が表面化することによる経営への影響が計り知れないことから、どのような企業人であっても、最低限のコンプライアンスについて“常識”として理解しておかなければなりません。
本書は、企業人としてコンプライアンスに関する意識を高めるための心構えを平易に説いた一冊です。全従業員に徹底するために、ぜひご活用ください。

特長1.複雑になりがちな法的・制度的な論点は極力避け、とくに社会人としての常識や心構えに焦点を当てた“入門書中の入門書”です。

特長2.企業人として心得ておかなければならない行動規範を4つのカテゴリーに分け、24のエピソードで易しく解説。特に近年ますます難しくなっている情報の管理や扱い方について詳しく説明しています。

特長3.企業人・松下幸之助が実践してきたコンプライアンスについて、コラムでご紹介しています。
備考 ◆◆◆本書の内容◆◆◆

【1】企業活動のあらゆる場面で
●商売の原点は、“どうしたら売れるか、儲かるか”ではなく、“どうしたら人々に喜んでもらえるか”である。
●会社の財産や業務上の立場を私的利益のために使うのは、同僚や会社に対する裏切りである。
●いくら粉飾したところで自分の本性はごまかしきれない。正直が一番安全、楽な道である。
●パワハラやセクハラのように、相手の尊厳を傷つけるようなことは決してしてはならない。相手を思いやる言動を心がけよう。
●障がい者もともに職場で働くことで可能性が広がる。組織の志を忘れてはならない。
●職場においてLGBTの人たちの尊厳を損なうような言動はありえない。
●長時間労働が美徳とされた時代は終わった。互いに多様な働き方を認め合い、成果を上げる仕事のやり方を考えよう。

<コラム>松下幸之助 コンプライアンスを超える理念(1)「遵奉すべき七精神」

【2】常に社会から信頼を得る
●法に従うことは国民としての当然の義務である。しかし、法に適っているなら何をしてもよいということではない。
●むろん勝負には勝たねばならない。だが、手段を選ばぬ勝利では誰からも認められない。
●たとえ口約束であったとしても、いったん約束したことは必ず果たす。その積み重ねが確かな信頼を生む。
●問題を先送りしてはならない。先送りをすればするほど、その解決が難しくなる。
●仕事の上で外国人との関わりはますます増えてくる。外国の文化や習慣を尊重できているだろうか。
●環境に配慮した経営は社会的評価につながる。これからの時代は、環境経営に無関心であっては事業が成り立たない。

<コラム>松下幸之助 コンプライアンスを超える理念(2)“見えざる契約”に忠実に

【3】より完成された人として
●人が見ているからではなく、まず自らに問うてやましいところがないかということが大切である。
●他に流されてはいけない。間違ったことに対しては毅然として「ノー」と言う勇気を持ちたい。
●いかに知識や能力があっても、信用を失えば仕事はできない。信用を築くには人間としての良識こそまず大切である。
●いい結果の場合も報告する、悪い結果の場合も報告する。報告は、決して怠ってはならない仕事の止めである。
●怖さを知らないと、油断や過信が生じ、的確な判断が下せなくなる。
●私欲私心にとらわれていては、正しく適切な判断は下せない。何かの欲にとらわれていないかを常に反省したい。

<コラム>松下幸之助 コンプライアンスを超える理念(3)人を育てるということ

【4】情報のリスクを回避する
●レポートやプレゼン資料の作成には慎重さが必要。記事や画像を安易にコピぺしてはならない。
●SNSの利用にはリスクがある。注意事項を守らずしてやってはいけない。
●個人情報はいったん流出したら取り戻せない。デジタル時代になっても、紙の文書や郵便物の管理も忘れずに。
●現代は企業情報がますます狙われやすくなった時代。慎重に慎重を期して、情報管理を徹底していく。
●故意でなくとも過って情報を流出させたら、即座に上司や会社に報告すべき。対応の遅さが問題をさらに深刻化させる。


※この書籍は一般書店での市販はいたしておりません。