文蔵 2020.4
発売日
2020年03月12日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76937-0

文蔵 2020.4

著者 「文蔵」編集部編
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 【特集】そこは華やかで、愛憎渦巻く世界▼「後宮小説」に見る、人の光と闇【連載小説】あさのあつこ「おいち不思議がたり 旅立ち篇」/宮部みゆき「きたきた捕物帖」/朝井まかて「朝星夜星」/近藤史恵「おはようおかえり」ほか



 【ブックガイド】そこは華やかで愛憎渦巻く世界
●「後宮小説」に見る、人の光と闇…三村美衣
●現代的感性と王朝文学の融合
●発想が自由自在の「中国後宮小説」
●薬師、料理番……お仕事小説として
●壮大なファンタジーを背景に
●夜伽できない皇后の秘密

 【連載小説】近藤史恵 おはようおかえり 2 まるで曾祖母が乗り移ったような言動を見せる妹に、小梅は戸惑うが……。
●朝井まかて 朝星夜星 7 病が治って店を再開した丈吉は、日本料理が得意な渡りの料理人を雇う。
●坂井希久子 天気雨(前編) 雨の日は、一回休み 7 派遣社員として働く石清水は、女子高生としてSNSでやり取りをしていた。
●あさのあつこ おいち不思議がたり 旅立ち篇 8 おキネが毒で殺られたこと、他にも被害者がいることを知ったおいちは……。
●西條奈加 六つの村を越えて髭をなびかせる者 12 おふでと結婚した徳内。しかしアイヌの叛乱が彼を再び蝦夷地へ誘うことに。
●宮部みゆき 冥土の花嫁 その七 きたきた捕物帖 19 おかみさんは北一を従え、千吉親分の十手を持って、いわい屋に乗り込む。
●山本一力 緋色の壺 その四 献残屋佐吉御用帖 32 豊島屋に着いた佐吉は、当主から賭場の仕来りを知っているかと質される。

 【話題の著者に聞く】本山聖子『おっぱいエール』 闘病の苦悩ではなく、生きていく希望を描きたい
●増山 実『甘夏とオリオン』 不寛容な世の中に、落語の寛容性を