〔愛蔵版〕古典落語100席
発売日
2018年09月18日
判 型
B6判並製
ISBN
978-4-569-84148-9

滑稽・人情・艶笑・怪談……
〔愛蔵版〕古典落語100席

著者 立川志の輔選・監修 《落語家》
PHP研究所編
主な著作 『志の輔の背丈』(毎日新聞出版)
税込価格 713円(本体価格648円)
内容 夫婦愛、親子愛、隣近所の心のふれあい。人気落語家の立川志の輔が、庶民が織りなす笑いのドラマ100を厳選。古典落語入門の愛蔵版。



 落語というと、シニアが好むものかと思いきや、最近は落語会に若い人の姿も少なくない。なぜか? おなじみの長屋の住人熊さんや八っつぁん、知ったかぶりのご隠居にちょっと頼りない与太郎。おっちょこちょいの亭主にはしっかり者の女房、吉原の花魁とくれば、勘当された若旦那……。そんな江戸に暮らす人々の人情の機微が描かれる古典落語には、今の時代にも通じる「生きる知恵」がぎっしりと詰まっている。「ああ本当の人づきあいってこんな感じなのか。人間って、今も昔も変わらないんだなあ」と、現代の若者が憧れや共感を覚える世界が古典落語なのだ。

 本書は、古典落語の名作百席を立川志の輔師匠が厳選し、鑑賞の助けとなる解説を付した入門書の決定版。ストーリーを読むだけで吹き出す噺も少なくなく、生で落語を聞いたことがない人も落語会に出かけたくなる、橋渡し役の一冊だ。さあ、ヤボな人生論なんぞより本書を読んで、落語会に出かけよう。