京都くれなゐ荘奇譚
発売日
2021年05月11日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90120-6

京都くれなゐ荘奇譚
呪われよと恋は言う

著者 白川紺子著 《作家》
主な著作 「後宮の烏」シリーズ(集英社オレンジ文庫)
税込価格 836円(本体価格760円)
内容 女子高生・澪は旅先の京都で邪霊に襲われる。泊まった宿くれなゐ荘近くでも異変が…。「後宮の烏」シリーズの著者による呪術ミステリー。



 「二十歳までは生きられない」――という呪いをかけられてしまった長野の女子高生・澪(みお)。彼女の生家・麻績(おみ)家は代々、蠱師(まじないし)の一族であった。

 長野から出ることを禁じられていた澪だったが、家族に内緒で京都へ。そこで邪霊に襲われ、窮地に陥ったところを、なぜか澪のことを知っている様子の高校生・高良(たから)に助けられる。

 澪を心配して京都に駆けつけた従兄の漣(れん)とともに、蠱師ゆかりの下宿屋「くれなゐ荘」にたどり着いた澪だったが……。

 高良のことが気になる一方で、自らの呪いを解く鍵が京都にあると考えた澪は、長野から移り住む決意を固める。

 邪霊はなぜ澪を襲ったのか? そして澪と高良の関係は?

 京都を舞台に、運命にあらがう少年少女たちの姿と、次々起きる不思議な事件の謎解きを描く、「後宮の烏」シリーズで人気の著者による呪術幻想ミステリー。