文蔵2021.9
発売日
2021年08月18日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90147-3

文蔵2021.9

著者 「文蔵」編集部編
税込価格 825円(本体価格750円)
内容 【特集】夏こそ、物語にもお湯にもしっかり浸りたい 疲労回復! 「温泉・お風呂小説」【連載小説】あさのあつこ「おいち不思議がたり 夢路篇」/諸田玲子「麻阿と豪」/下村敦史「ガウディの遺言」/村山早紀「桜風堂夢ものがたり」/中山七里「越境刑事」/朝井まかて「朝星夜星」/宮部みゆき「きたきた捕物帖」ほか



 【特集】夏こそ、物語にもお湯にもしっかり浸かりたい

 疲労回復! 「温泉・お風呂小説」

 インタビュー植松三十里 別府温泉を一大観光地にした、こんなに魅力的な男がいた

 【ブックガイド】ミステリー、恋愛小説からお仕事小説まで

 湯上りのように気持ちがリセットされる小説11選…友清 哲

 湯の湧くところに事件あり。温泉が舞台のエンタテインメント

 今も街の社交場として機能する銭湯。そこで生まれるドラマとは

 書を持って出かけよう。温泉旅行のお供にしたい物語

 【連載小説】
●あさのあつこ おいち不思議がたり 【夢路篇】4 おいちは、事件が起きた浦之屋を覗き込む巳助の様子が気になっていた。
●諸田玲子 麻阿と豪5 余震を避け、伏見から京に移り住んだ麻阿は、万里小路充房と出逢う。
●下村敦史 ガウディの遺言5 志穂の元にかかってきた電話。受話器からは父の声が聞こえて……。
●村山早紀 子狐の手紙(後編) 桜風堂夢ものがたり8 父を背負って桜野町まで歩いた渚砂だったが、その父を見失ってしまう。
●中山七里 越境刑事9 中国公安に拘束された冴子。激しい拷問の中、レイハンを見つけるが……。
●朝井まかて 朝星夜星19 丈吉が、娘のきんに料理人の米三郎を娶せると言い出したのだが……。
●宮部みゆき おでこの中身 その三 きたきた捕物帖32 弁当屋の一家が亡くなった。現場に駆け付け、凄惨な現場を見た北一は。
●山本一力 緋色の壺 その十七 献残屋佐吉御用帖45 仁左衛門は帳場に金塊三つを持ってこさせ、一世一代の大勝負を挑む。

 【話題の著者に聞く】
●辻村深月『琥珀の夏』 子供時代に落としてしまった思い出や友情を探して
●川瀬七緒『うらんぼんの夜』 「理」だけではなく、「情」に落ちる作品に挑戦したかった
●珠川こおり『檸檬先生』 自分自身にとっての「愛」を突き詰めた作品です