書籍

- 発売日
- 1996年12月02日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-56965-9
島津義弘
関ケ原・敵中突破の豪勇
著者 | 加野厚志著 |
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税込価格 | 891円(本体価格810円) |
内容 | 九州の雄であり、文禄慶長の役でも活躍した島津義弘。関ケ原合戦で、家康本陣の前を敵中突破するという勇猛さを見せた武将の生涯。 |
生涯、最前線に立ち続けた「戦の鬼」!
秋雨けぶる関ヶ原に、すでに西軍の姿はなかった。
ただ一軍、笹尾山麓に島津の部隊だけが超然と居座っている。
「見てのとおり。 関ヶ原にはためくは東軍諸隊の旗じるしのみ。これより兵を束ね、 東軍総帥の本陣へと突き進んで、家康めに薩摩武士の底力を見せもす!」。義弘は最後の決意を告げた。
秀吉に服し、朝鮮出兵で活躍。関ヶ原で敗れるも、勇将としての生涯を全うした男の生き様。
島津隊は黒い矢となって、真正面に見える家康の本陣へと突き進んでいく。
「来る! 島津が来る!」
家康は仰天した。
ふと気がつけば、雨に煙る前面の野に、ひたひたと島津軍団が迫っていた。
家康は狼狽ぎみに床机から立ち上がった。
まさか、戦局の決したあとに、狂気のごとく真正面の家康本陣へ突っ込んでくるとは予測できなかった。
(本書より抜粋)
文庫書き下ろし。
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