書籍

- 発売日
- 1999年12月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57342-7
柳生宗矩
徳川三代を支えた剣と智
著者 | 大島昌宏著 《作家》 |
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主な著作 | 『結城秀康』(PHP研究所) |
税込価格 | 692円(本体価格629円) |
内容 | 諸国放浪の末、徳川家康に出仕。精妙な剣技で数々の合戦で活躍し、秀忠・家光の剣術指南として大名にも列した柳生宗矩の波乱の生涯。 |
隠密などの陰の組織を率いて、徳川幕府の裏の仕事を担ったという小説的なイメージで語られることが多い柳生宗矩。しかし、その実像はあまり知られていない。 一つのエピソードがある。島原の乱を甘くみた将軍家光が任命した征討使が役不足とみるや、連れ戻そうと単騎追いかけ、間に合わないと夜半にもかかわらず登城して家光に激しく諫言した。果たせるかな征討使は戦死し、乱は泥沼化していく。 将軍の決定をくつがえそうと諫言するなど、絶大なる信頼を得ていたからこそできることであろう。また、優れた洞察力・先見性をも物語る。 本書は、これらの視点から、無刀取りなど柳生新陰流の奥義を窮めながら、家康・秀忠・家光の徳川三代に仕えて幕府創成に一身をささげた宗矩の波瀾の生涯を描く長編歴史小説。 「柳生の剣は殺人の剣に非ず。一剣の理を以て天下の和平を目指すものなり」と宗矩は唱えた。剣の道の究極に、治世の奥義をも見たといえるだろう。
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