真珠湾攻撃
発売日
2001年05月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57554-4

真珠湾攻撃

著者 淵田美津雄著
主な著作 ミッドウェー』(PHP研究所)
税込価格 586円(本体価格533円)
内容 日米戦争の開幕の瞬間として名高い、日本軍の「真珠湾攻撃」。本書は、その攻撃隊の飛行隊長として有名な著者が書き遺した歴史の証言。



 1941年12月7日(ハワイ時間)、早朝の陽をうけて、日本海軍の攻撃隊が、未だ眠れる真珠湾に降りそそいだ!

 太平洋戦争の劇的な開幕として、世界史的に有名な、「真珠湾奇襲」である。

 本書は、「まさか日本がここまでやるとは!」と、世界を驚嘆させたこの作戦の、空中攻撃隊の総指揮官であった著者が、運命の“その日”から、悲惨な敗戦を経た昭和24年の時点で、記録と記憶を頼りに書きのこした、当事者ならではの、臨場感あふれる、貴重な手記である。

 本書は、戦史における史料としても、また、読みごたえある物語としても、その価値は高いものがあり、その後の「真珠湾研究」の嚆矢として、多くの研究者によって参考にされてきた。“歴史に残る瞬間”のその雰囲気を伝える上では、まさに比類なき証言と言えるであろう。

 真珠湾作戦の全貌を迫真の筆致で活写する。