書籍

- 発売日
- 2001年05月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57556-8
鈴木正三(しょうさん)
現代に生きる勤勉の精神
著者 | 神谷満雄著 《拓殖大学客員教授》 |
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税込価格 | 838円(本体価格762円) |
内容 | すべての職業が仏道修行になると説き、日本の近代精神の先駆をなした思想家・鈴木正三。その生涯と思想のすべてを解明した力作評論。 |
西欧諸国が二百年を費やした近代資本主義社会の構築を、わずか百年足らずで成し遂げた日本。その原動力となった日本人の勤勉の精神は、源流をたどると徳川時代初期の一人の禅僧に行きつく。鈴木正三がその人である。
「何の事業も、みな仏行なり」と説き、一貫して民衆に働くことの素晴らしさを語り続けた正三は、従来、仮名草子作者としてわずかに知られる程度であった。しかし近年、日本人の職業観・勤労観の基礎をつくった人物として、急速に評価が高まっている。
本書は、長年にわたり正三研究を続けてきた著者が、その生涯と思想の全体像を読み解いた力作評論。四十二歳で旗本武士の身分を捨て出家、島原の乱後は九州で荒廃した民心の慰撫に勤めたという激動の人生と、そうした現実とぶつかりながら練り上げられた珠玉の思想は、今なお多くの教訓と示唆にあふれている。「働くこと」の価値を見失った感のある現代日本にあって、ぜひとも読んでおきたい一冊。
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