大人になっても忘れたくないこと
発売日
2002年01月07日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57678-7

わたし歳時記
大人になっても忘れたくないこと
今日もどこかで幸せ見つけた

著者 阿木燿子著 《作詞家、作家》
主な著作 『ベッドの軋み』(マガジンハウス)
税込価格 649円(本体価格590円)
内容 トシなんて言わせない。いつか時間を騙してやる――好奇心、夢、恋心。大人になっても忘れたくないピュアな感性が溢れるエッセイ集。



 慌ただしい日々の中、ふと立ち止まりたくなることがある。それは大切な「何か」を忘れかけていることに気づいたからなのです。

 本書は、女性の微妙な心模様を様々なかたちで描く人気作詞家が、なにげない日常の「幸せ」や「発見」を、季節の移ろいとともに綴るエッセイ集。

 「1年の計は好奇心にあり」と思う1月。「運は立春に変わる」という言葉を信じる2月。セクシーより清楚に装う3月、桜に心弾む4月、五月雨と皐月賞にこの世の喜怒哀楽を味わう5月。雨女と雨男の夫婦で行った6月の旅の顛末、サーフィンからパソコンに心変わりした友に時の流れを感じる7月。8月は命短い夏の花にエールをおくり、9月は美酒に酔い「打ち上げ女」の異名をとる。秋の夜長の電話のタイミングに悩む10月、駆け足の11月、「終わりから始めよう」と考える12月……などの一篇一篇が、心の奥底にしまい込んでいた好奇心や感動、恋心を刺激します!

 『花なら桜』を改題。