団塊の世代 わが責任と使命
発売日
1999年10月21日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-60887-7

団塊の世代 わが責任と使命
戦後なるものの再建

著者 寺島実郎著 《三井物産戦略研究所所長》
主な著作 『国家の論理 企業の論理』(中公新書)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 社会のリーダーとして私生活主義を捨て、日本にいかに貢献すべきか。NPO社会の創造、アメリカ精神からの自立等、力強い行き方を説く。



 今、団塊の世代は50歳を超え、社会の中核をなすようになった。 本書では、団塊の世代がこれから何を考え、身近なレベルからどう行動すべきかを、ビジネスマンであり、自ら団塊の世代である著者が構想する。 著者はいう。「現在の若者の頽廃は、我々の世代が作ったといえる。『軟弱な私生活主義』に浸ってきた我々は、子供たちに社会との正しい接し方を教えて来なかった。そのツケが現れているのだ」「団塊の世代はミーイズムを持て、今こそ社会に役立つことを真剣に考えねばならない。方法としては『NPO』という新たな公共組織作りに積極的に加担し、そこから社会にモノ申すのがよい」「アメリカへのあこがれの中で育ってきた我々だが、激烈な国際競争を勝ち抜くには、アメリカから卒業し自らの力で世界の競合に立ち向かうべきだ。この視点で日米安保を考えよう」 サラリーマンの等身大の視線で「第二の人生」の気概と構想力を問う力作評論。