書籍

- 発売日
- 2000年12月11日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-61428-1
ナショナリズムの仁・義
著者 | 西部 邁著 《著述家、雑誌『発言者』主幹》 |
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主な著作 | 『国民の道徳』(扶桑社) |
税込価格 | 1,430円(本体価格1,300円) |
内容 | 冷戦崩壊から10年、われらが目の当たりにしたものはナショナリズムの噴出ではないか。新世紀に際し、日本人のアイデンティティを問う。 |
本書は、日本人のサイボーグ(人造人間)化と心理のサイコパス(人格異常)化に抗するべく、ナショナリズムの意義を、原則的な理解と状況的な判断の双方に意を用いながら説かんとする。著者によれば、ナショナリズムは「健全な人間ならば揺り篭から墓場まで持ち永らえて然るべき常識」であり、「おのれの生誕の地への愛着に根差すからである。
おのれの生誕を気にとめぬ者はおのれの死についても無関心であり、したがって死に甲斐のない人生を送ることになる。著者はいう。「自分の生死に甲斐あれと望むものは、仁(慈愛の心)と義(道理の筋)に心を配らざるをえない。そして、仁と義の根拠を求めるものは、是も非もなく、ナショナリズムを抱懐せざるをえない」と。
仁と義の根拠には、一つには自分の欲望、二つに知識人の理念、三つに「歴史の英知」の三種があるという。本書は、「歴史の英知」がナショナルなものでしかありえないことを再認識させてくれる。
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