明日は明日の風が吹く
発売日
2002年03月06日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62079-4

明日は明日の風が吹く
女はすべてスカーレット

著者 マーガレット・ミッチェル著 《作家》
早野依子
主な著作 『風と共に去りぬ』(新潮社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 『風と共に去りぬ』の著者が、時を超えて「生きることの素晴らしさ」を囁く。世界的ベストセラーの原風景があますところなく伝えられる。



 世界最大のベストセラー小説であり、聖書についで読まれている『風と共に去りぬ』。

 生涯一作品しか残さなかったマーガレット・ミッチェルが遺した原稿が見つかったのである。本書は、彼女が『風と共に去りぬ』を発表する約10年前に働いていたアトランタジャーナルの記者時代に書いた原稿を集大成したものである。

 社交界の華であった彼女が、新聞記者を務めていた1920年代は、アメリカが最も活気に満ちていた時代であり、「黄金の20年代」と呼ばれている。

 ファッション、女性の生き方が大きく変わり、若者達はチャールストンなどのダンスに明け暮れた時代であった。マーガレット・ミッチェルは、大胆に自己を主張し始めた女性たちを記事にするとともに、フィッツジェラルド、オーヘンリー、シャネル、ヴァレンチノなどとの思い出も書いている。

 スカーレットオハラのように、奔放で力強く華麗に生きていく女性の姿の原風景をそこかしこに見ることができる。