書籍
- 発売日
- 2002年05月07日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-62173-9
遺言状の書き方
著者 | 谷沢永一著 《関西大学名誉教授、文学博士》 |
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主な著作 | 『人間通になる読書術』(PHP研究所) |
税込価格 | 836円(本体価格760円) |
内容 | 遺言状は、私たちが自分の意志を完全に表現できる唯一の場であり、生き様が凝縮される。遺言を通して人生を見つめ直す一冊。 |
友人、知人とのなごやかな団欒の最中に、絶対持ち出してはならない話題がある。宗教の宗派、政治の党派、そして死に少しでも触れるもろもろだ。だから、本書はひとりきりで読んでほしい――と著者は語る。私たちは死の問題を直視するとき、はじめてひとりぼっちの思案にふける。ひとりで他人に相談できない考察を練るとき、人間は本当に鍛えられるものだ。遺言について考えることは、まさに人間鍛錬の場でもあるのだ。
また、遺言状を書かない人もいるが、その多くは財産がないからだという。しかし、死んだときに収支を見事にゼロにするほうが至難の業で、何らかの遺産はあるはずだが、その額がたとえ少なくとも骨肉の争いを招く可能性は高い。そうならないためにも遺言状は必要なのだ。
本書は遺言状を書くために必要とされる心得と手続きについての手引き書だが、遺言状を通して、現代を生きる人間として知っておくべき「世間学」を説く一冊でもある。
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