書籍

- 発売日
- 2002年06月14日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-62224-8
日本人の論語(上)
『童子問』を読む
著者 | 谷沢永一著 《関西大学名誉教授》 |
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主な著作 | 『人間通になる読書術』(PHP研究所) |
税込価格 | 902円(本体価格820円) |
内容 | 江戸前期の儒学者・伊藤仁斎の『童子問』の現代語訳。人間とは何か、どうあるべきか、古典の碩学が「日本人の論語」を易しく読み解く。 |
江戸初期の儒学者、伊藤仁斎は、学問とは知識の競い合いではなく、人間性の修練であると唱えた。そして、『論語』『孟子』の精髄を読み抜き、日本人の感性に即した儒学を、師と弟子の問答形式を用いて叙述した。それが『童子問』である。本書は、全百八十九章から成る『童子問』を現代人が読みこなせる言葉に訳し、さらに要諦を解説する。
仁斎は儒学を支那から取り寄せ、そのままを暗唱するのではなく、儒学の真髄を把握したいと考えた。儒学の目的は人間の生きるべき道を深く学び、それを実践する強い意志であることを悟り、これこそが、本来の学問であるという信念を持った。仁斎の出現により儒学は輸入学ではなく、日本人が人生の生き方を社会生活の中で、工夫する手立てとなったのである。仁・義・礼・智とは何か。人間関係の心得とは何か。人生における永遠のテーマを、親しみと温かみをこめて、諄々と説く。古典の碩学が、老若男女すべてに贈る、普遍の人間学。
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