これからの年金と退職金がわかる本
発売日
2002年07月01日
判 型
A5判並製
ISBN
978-4-569-62269-9

これからの年金と退職金がわかる本
あなたの生活設計は大丈夫か?

著者 真壁昭夫著 《みずほ総研主席研究員》
主な著作 [図解]これ以上やさしく書けない金融のすべて』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 企業年金の破綻や401Kの導入などで、制度変更の動きが活発化している。先行事例をもとに、これからの退職金と年金の方向性を探る。



 会社とのつき合い方が変ってきた。月々の給与はもちろんのこと、退職後の退職金や年金までもがこれまでの制度とは様変わりしている。経済成長を前提にしたシステムが破綻し、高齢社会に対応したしくみに変更を余儀なくされている。厚生年金から確定拠出型の日本版401kまで、企業によってその扱いはそれぞれである。

 本書の第5章では、すかいらーく、日本オラクル、トヨタ自動車などのケーススタディを紹介し、個別企業がどのように対応しているかを取り上げた。会社に対する帰属意識がドライになる時代に、自らのマネーライフの設計は、年金や退職金だけでなく、資産運用の面からも考えなければならない。そうした観点から第1章では、「リスク・リターンの関係」や「ドル・コスト平均法」「分散投資」など、資産運用のヒントをまとめてみた。会社に面倒をみてもらう時代から自分で考える時代になった。