派に頼らず、義を忘れず
発売日
2002年10月03日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62474-7

派に頼らず、義を忘れず
奥野誠亮回顧録

著者 奥野誠亮著 《衆議院議員》
税込価格 2,860円(本体価格2,600円)
内容 無派閥でありながら文部相、法務相、国土庁長官を歴任した気骨の政治家が、内務官僚から今日までの激動の人生を綴った政治秘史。



 著者は、戦前、戦中は内務省の官僚として地方自治の基礎を築き、戦後は自治省の官僚として日本国家再建に尽くす。1963年、自治省事務次官から政治家に転身。以後、連続13回当選。初当選以来、一貫して無派閥を通してきたにもかかわらず、文部大臣、法務大臣、国土庁長官などの要職を歴任。また自民党総務局長を6回務め、「選挙の神様」とも呼ばれる。大東亜戦争は日本が引き起こしたものではないとの発言で国土庁長官を辞任するなど、一言居士、気骨の政治家としても知られる。60年以上にわたって、日本の行政と政治の中枢に身を置いてきた著者が、初めて激動の人生を回顧したのが本書である。ロッキード事件における三木首相の異常な執念、リゾート法が自滅した理由、村山連立内閣成立の経緯、不良債権問題の犯人など、政治の舞台裏の話も満載されている。常に「日本の心」を大切にしながら政治に取り組んできた著者の「日本人への遺言」でもある。