書籍
- 発売日
- 2003年01月27日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-62635-2
日本人の精神構造
著者 | 会田雄次著 《元京都大学名誉教授》 |
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主な著作 | 『アーロン収容所』(中公文庫) |
税込価格 | 1,980円(本体価格1,800円) |
内容 | 日本人とは、どのような論理と情緒を持った民俗か? それを最もよく映す、「軍人勅諭」の言葉をもとに、探求する本格的日本人論。 |
「軍人勅諭」は軍国主義の象徴として現代では拒否反応を示す人が多い。この勅諭が下賜されたのは明治45年、徳川三百年の歴史の爪あとが深く強く残っていた時代であった。葵の紋の影響を一刀両断のもとに断ち切り、欧米列強の中で生き残っていける近代国家の軍人を育て上げようとした明治政府は切なる願いを「勅諭」に盛り込んだ。本書は、その「軍人勅諭」にこめられた意味をひもときながら、愛国心にあふれつつ日本を冷厳に見つめつづけた著者ならではの、ユニークな日本人論を展開する。昭和47年に学習研究社から発刊された『極限状況の日本人』の復刊であるが、その論旨は現代の学者たちが説くよりも示唆に富んでおり、いささかも古びていない。経済成長の時代が完全に終焉し、再びアイデンティティ崩壊の危機にある日本人に、みずからの特質と使命を確認させる力のある一冊である。
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